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注目銘柄ダイジェスト(前場):DeNA、7&iHD、菊池製作所など

注目トピックス 日本株

DeNA<2432>:1444円(前日比-46円)
売り優勢。大和では投資判断を「2」から「3」に格下げ、売り材料につながる格好へ。大和では、サードパーティーのコイン消費下落トレンドが継続している点を懸念、これまで以上にネイティブへのシフトを進めるならば、四半期売上高の底打ちの難易度はこれまで以上に上昇することになると指摘へ。中期的な成長期待はあるものの、国内市場での回復の遅れを危惧して投資判断を引き下げと。なお、目標株価は1520円に設定しているようだ。

7&iHD<3382>:4155円(同+36円)
しっかり。3-5月期営業利益は前年同期比約5%増の770億円強になるとの観測報道が買い材料視されている。コンビニにおいての独自商品好調がけん引、百貨店やスーパーなども消費増税後の落ち込みが限定的にとどまっているようだ。市場コンセンサス760億円レベルも上回っており、ポジティブな反応が強まる格好に。小売業界全般的に消費増税による影響懸念は後退する形にも。

良品計画<7453>:10900円(同-300円)
さえない。3-5月期営業利益は前年同期比8%増の62億円前後になったもようとの観測報道が伝わっている。同決算期としては6年ぶりの過去最高益となるようだ。ただ、市場コンセンサスは65億円前後の水準で、通期では22%増益予想であるため、インパクトは限定的なものとなっている。株価が高値水準にあり、利食い売りのきっかけにもつながっている格好。また、平均販売単価を引き上げるとの報道も、前日に値上げ報道のファーストリテ<9983>が軟化したことで、プラス材料視はされていないようだ。

Dr.シーラボ<4924>:3600円(同+165円)
年初来高値を更新。前日に第3四半期の決算を発表している。累計営業利益は53.5億円で前年同期比10.2%増益、通期計画は84億円で10.7%増益の従来予想を据え置いている。上半期決算は36.9億円で前年同期比3.5%減益であったため、増益転換をポジティブに捉える動きが優勢に。三菱UFJでは売上底打ちと判断、目標株価を3520円から4200円に引き上げている。

洋インキHD<4634>:474円(同+26円)
急反発。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も510円から600円に引き上げへ。中国向けカラーフィルター用レジストインキ、電磁波シールドフィルムなどタッチパネル関連製品、海外でのグラビア・UVインキの販売増などを背景に営業最高益更新基調が続くとみており、低PBR水準是正余地は大との見方。

愛知製鋼<5482>:379円(同-13円)
反落。クレディ・スイス(CS)では、大同特殊鋼<5471>とともに投資判断を「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げしている。特殊鋼業界は、相対的な鉄スクラップ高、電力コスト上昇、合金鉄価格上昇、供給増による過剰在庫、エコカー普及による原単位縮小、自動車メーカーの現地調達拡大などといった6重苦に陥っていると指摘。高炉と比較して厳しい事業環境にあると考えざるを得ないとしている。同社の目標株価は300円と設定のようだ。

OKK<6205>:146円(同+6円)
買い優勢。前日に5月の工作機械受注が発表されている。日本工作機械工業会が発表した受注額は前年同月比24.1%増と8ヶ月連続でのプラス、引き続き好調推移が続く格好になっている。同社に関しては同23.4%増、前月が同4.9%減であったために、プラス転換する形となっている。モメンタムの変化を手掛かり材料視する流れになっているようだ。

日本テレホン<9425>:2110円(同+400円)
ストップ高。前期営業利益を7300万円から1.3億円へ、最終利益を7000万円から1.2億円へとそれぞれ上方修正したことが好材料視されている。主要通信事業者3社から新型「iPhone」をはじめとした高額な新機種が相次ぎ導入されたほか、消費税率引き上げ前の駆け込み需要等の増加などが押し上げ要因となったようだ。

ミサワ<3169>:1503円(同+89円)
買い先行。2-4月期経常利益が、前年同期比3倍強の2億7000万円程度になったもようだと報じられたことが材料視されている。主力の20-30代向けの家具が好調で、四半期としては過去最高となる。消費増税前の駆け込み需要も追い風となったもようで、足元では駆け込み需要に伴う反動減がほぼ一服しつつあるとも伝わっている。

アスカネット<2438>:5300円(同-550円)
大幅続落。今期営業利益は前期比6.3%減の6.7億円、最終利益は同2.6%減の4.3億円と減益見通しとなったことが嫌気されている。新事業であるエアリアルイメージング分野において、空中結像を可能にするAIパネルの量産体制の確立に取り組むほか、次期リリース予定の新サービスに関する広告宣伝費などの先行費用も計画に織り込んでいると。

ラック<3857>:596円(同+64円)
買い優勢。同社やセキュアヴェイル<3042>など、情報セキュリティ関連の上昇が目立っている。与野党6党が、サイバーセキュリティ基本法案を衆院に提出すると報じられたことが材料視されているようだ。政府のサイバー攻撃への対応能力を向上させるのが狙いで、今国会で成立する見通しとなり、関連銘柄には関心が高まる格好に。

菊池製作所<3444>:7810円(同+1000円)
ストップ高で年初来高値更新。昨日に引き続き、マッスルスーツが経済産業省の「ロボット介護推進プロジェクト」補助対象機器に選定されたことが材料視されている。また、政府の成長戦略の骨子案では、社会的解決へのロボットによる新たな産業革命なども掲げられており、関連銘柄には思惑的な物色が継続へ。



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