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ゲオディノス Research Memo(6):ボウリング、GAMEの両事業はシニア層需要の掘り起こしを図る

注目トピックス 日本株
■健康コーポレーションとのシナジーが期待される事業

(3)ボウリング事業とGAME事業

ゲオディノス<4650>のボウリングとGAMEの2つの中核事業においては、顧客としてのシニア層の存在感が増している。ボウリングにおいては全体の4分の1近くがシニア層となっている。来店時間が平日昼間の閑散期が中心であるため、シニア層の集客増はそのまま利益増につながり易い。医学界からはボウリングの健康増進への効能についての研究発表がなされており、こうした動きもシニア層の来店増につながっている。

同社は現在、北海道内で9つのボウリングセンターを運営している。すべて複合アミューズメント施設の「ディノス店」だ。ボウリングセンターの中には赤字の店舗もあるため、同社は今後リニューアル等のテコ入れを図る方針だ。その際には、内装や設備などの面で、シニア層に対するアピールをかなり意識した施策が採用されるものとみられる。

このように施設・設備面、健康コーポレーションとの協業による集客強化、医学界などからの研究成果などが組み合わさることで、ボウリング事業におけるシニア層需要の掘り起こしはまだまだ可能性があると弊社では考えている。

ゲームセンター運営のGAME事業でも、シニア層の取り込みに躍起だ。スマホや携帯ゲーム機との競合などで若年層のゲームセンター離れが言われて久しいが、現在ではシニア層が顧客の重要な部分を成すに至っている。シニア層が楽しむのはメダルゲーム機やクレーンゲーム機などで、店舗での滞在時間が比較的長いのが特徴だ。この分野でもシニア層は平日昼間の隙間時間を埋めてくれる貴重な存在となっている。

こうしたシニア層の滞留時間を長くし、賑わい感の演出や物販や他のゲームでの売上高増につなげるため、同社では2013年に同金額で購入できるメダルの枚数を変更した。具体的には1,000円で100〜200枚程度だったメダルの枚数を300〜500枚に引き上げている。この結果、1人当たりの滞在時間が平均15分から1時間に延び、既存店の前年比プラスの大きな要因を占めたと分析されている。

このような成功体験から、同社では今後進めるゲームセンター施設のスクラップアンドビルドにおいて、ボウリング場同様、シニア層の取り込みを前面に押し出した店舗の新設などを行っていく予定である。

現時点では、同社のGAME事業の施設(ディノスパーク8店舗、ゲオパーク4店舗)はいずれも黒字となっているが、地理的に管理コストが高い店舗もあるため、現在見直しを進めている状況だ。一方で、都内などゲームセンター空白地などでの新規出店に向けてフィジビリティ・スタディも同時に進めており、近い時期にスクラップ&ビルドが具体化してくる見込みである。

もう一つ重要な視点は、同社が手掛ける4つの事業のすべてにおいて、シニア層を取り込むことが可能であるということだ。例えば優待制度の活用などを通じて、一つの事業で呼び込んだシニア層を他の事業の顧客として送客するという流れが軌道に乗ると、同社の事業は正スパイラル的に伸びる可能性がある。一方で、4事業のすべてを好きという高齢者はごく一部にとどまるとも考えられるので、嗜好のパターンをしっかり分析して、複数の送客パターンを想定し、それぞれに最適な仕組みづくりが必要となるだろうと思われる点には注意が必要かもしれない。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)


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