注目銘柄ダイジェスト(前場):スクエニHD、クラリオン、日本通信など
[14/07/01]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
スクエニHD<9684>:1894円(前日比+101円)
急伸。ポジティブ材料が相次いで表面化しており、買い材料視される格好となっている。一部の社長インタビュー報道では、アジアでの売上高を数年で最大4割まで増やす方針と伝わっている。中国企業とゲーム提供で現在提携交渉中のものがあるともされている。また、シリーズ最新作『ファイナルファンタジー アートニクス ダイブ』を「GREE」で配信決定とも発表。さらに、「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」が600万ダウンロード突破とも発表している。
神戸製鋼所<5406>:156円(同+4円)
買い先行。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も142円から200円に引き上げている。公募増資での調達資金で加古川製鉄所の設備新鋭化を推進、その合理化効果で16年3月期にかけて成長加速が予想されると評価。今期経常減益見通し発表はかなり保守的であるが、これで当面の悪材料は出尽くしたとも判断している。
クラレ<3405>:1320円(同+36円)
大幅続伸。UBSでは投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も1150円から1700円にまで引き上げている。顧客のフィルムレス化はリスクだが、ボリュームゾーンのTV向けは更なる薄膜化で対応可能であり、むしろ、デュポンから買収したポバールチェーンの相乗効果が期待されると指摘している。化学・合繊セクターではトップピックとの評価へ。なお、UBSでは東レ<3402>の投資判断も買い推奨に格上げしている。
東邦亜鉛<5707>:395円(同+17円)
大幅続伸。資源価格の上昇が手掛かり材料につながっていると見られる。銅市況が4ヶ月ぶりの水準にまで上昇しているほか、亜鉛やニッケルなども総じて上昇へ。資源関連株は、中国PMIが想定通りの改善となっていることも安心感へとつながっているもよう。
クラリオン<6796>:297円(同+26円)
大幅続伸で年初来高値を更新。直近では立花が新規に「強気」判断で、目標株価を350円と設定している。自動車市場の拡大に伴い、車載情報機器の販売増加から業績も回復軌道に乗り、今後は復配も期待されるとしている。また、自動運転の実用化に向け、先進運転支援システムの開発に乗り出すことなども期待材料視。なお、本日は同社のほか、アルパイン<6816>、JVCケンウッド<6632>などカーナビ関連の強い動きが目立つ。
スター精密<7718>:1418円(同-26円)
軟調。前日に第1四半期の決算を発表、営業損益は8億円の黒字転換となり、前年同期比8.7億円の損益改善となっている。上半期計画17.5億円などは据え置きに。実績値は会社計画を4億円程度上回ったと見られているが、工作機械業界の受注好調推移などから、好業績期待は高かったと見られる。業績上方修正がなかったことで、いったんは出尽し感などが先行する形にも。
USEN<4842>:426円(同+7円)
買い先行。14年8月期の最終利益は前期比24%増の60億円前後となり、従来予想を10億円上回りそうだと報じられたことが材料視されている。主力の音楽配信事業は飲食店など業務用が堅調であるほか、病院やホテル向けに販売している料金の自動精算システムも好調と。四季報予想では会社計画水準が見込まれており、上振れ見通しが前向きに評価されている。
ワイヤレスG<9419>:4805円(同+700円)
ストップ高。LTE通信対応のSIMカードを、ヨドバシカメラで販売を開始すると発表したことが材料視されているようだ。LTE通信を利用したSIMカード「ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE SIM カード」のサービスを開始する。なお、同時に世界最大のコミュニティWi-Fiを展開するFON社との提携に関する検討を開始するとも発表している。
日本通信<9424>:987円(同+24円)
買い先行。総務省のSIMロック解除方針を受けて、同社やフリービット<3843>、日本テレホン<9425>など、割安スマホサービス関連への物色が継続している。本日については、イオン<8267>が端末代と通信サービス料金の合計で月1980円の格安スマホサービスを開始すると発表したことも支援材料に。なお、クレディ・スイスでは投資判断「アウトパフォーム」、目標株価640円を継続。足元の業績進捗を確認する前に、バリュエーションが一気に拡大した印象は否めず、株価は高値警戒水準にある印象とコメントしている。
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