注目銘柄ダイジェスト(前場):東芝、ファーストリテ、任天堂、マイクロニクスなど
[14/07/03]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
東芝<6502>:484円(前日比+12円)
買い先行。ブルガリアの国営電力会社から原発を受注と報じられている。受注額は5000億円程度になるもようだ。東欧はこれから市場拡大が期待できる地域であり、初の受注を弾みとして今後の展開に期待が高まる状況へ。なお、メリルリンチ(ML)ではNAND好調などを背景に今期の業績予想を上方修正、目標株価を550円に引き上げている。
ファーストリテ<9983>:33500円(同+165円)
小幅高。前日に6月の月次動向を発表している。既存店増収率は2.6%増で、8ヶ月連続でのプラス成長に。前年のハードルが高かったこともあり、比較的伸び悩む衣料品専門店が多かった中で、想定以上に健闘する状況となっている。客単価の上昇が牽引する格好に。ただ、指数連動性の高い銘柄であり、ポジティブな反応も限定的にとどまる状況となっている。
任天堂<7974>:12800円(同+295円)
4日続伸で直近の戻り高値を更新している。モルガン・スタンレー(MS)では第1四半期のプレビューレポートをリリース、営業利益は11億円の黒字を確保すると予想している。市場予想は50億円以上の赤字予想であり、ポジティブに捉えられる状況でもあるようだ。「妖怪ウォッチ」をけん引役に、3DSハードが堅調推移のようだ。一部で特集記事が掲載されていること、次の日経平均定期入れ替えの採用候補となっていることなども手掛かり材料に。
アルパイン<6816>:1557円(同+92円)
急伸で年初来高値を更新。メリルリンチ(ML)では投資判断を「アンダーパフォーム」から「中立」に格上げ、目標株価も1200円から1600円に引き上げている。足元では信用売り残が急増しており、売り方の買い戻しなどを誘う格好にもなっているようだ。MLでは、業績予想を上方修正しているほか、富士通テンとの提携、パナソニック<6752>が液晶パネル事業を車載関連事業の中に取り込んだことなども注目材料としている。
富士通ゼネラル<6755>:1167円(同+37円)
買い優勢。大和では投資判断を新規に「2」格付けとしている。目標株価は1500円と設定へ。主力の空調機部門において最高益更新が予想されること、遅れていたFCF創出力が来期以降大きく改善、成長投資や株主還元拡充などへ向かう可能性が高いことなどを評価材料としているようだ。空調機部門は4-6月も消費増税の影響など限定的に推移しているようだ。
日本ケミコン<6997>:280円(同-14円)
大幅続落。ゴールドマン・サックス(GS)が投資判断を「中立」から「売り」に格下げ、ネガティブ材料視されている。本業の下振れリスク、カルテル課徴金懸念などから、業績や株価は中期低迷路線に入るとの見解を強めているようだ。今期は一転して減益見通しに下方修正、産機向けアルミ電解コンデンサの緩慢な需給改善などを背景にしている。目標株価は310円から260円に引き下げている。
大平洋金属<5541>:547円(同+24円)
4日続伸で年初来高値を更新。前日のニッケル市況が2.6%上昇したことが手掛かり材料になっている。亜鉛やアルミ、銅など非鉄市況は総じて高くなっている。中国PMIの好調推移、米国雇用関連指標の上振れなど、世界的な景気拡大期待を反映する流れと見られる。同社に関しては、高値更新に伴う需給期待なども高まる状況へ。
マネックスG<8698>:361円(同-11円)
さえない。ドイツ証券が投資判断を「バイ」から「ホールド」に格下げしている。4-6月期業績は前四半期比で58%減益と推定、業績のアンダーパフォームが懸念される可能性があるとの見方のようだ。また、FX取引市場の見通し悪化やシェアが低位にある株式売買代金を織り込むと、割安感は感じられなくなってきたと判断している。オンライン証券3社はすべて中立判断としている。
コックス<9876>:201円(同+11円)
急伸。3-5月期営業損益は1.0億円の黒字転換、最終損益も7600万円の黒字転換となったことが好材料視されている。消費増税の影響により4月上旬の売上高は伸び悩んだものの、中旬以降は初夏物が動いたことで売上高を伸ばし、消費増税による消費の落ち込みは限定的だった。会社計画の通期営業利益は2000万円が見込まれており、想定以上の好決算と評価される格好に。
モブキャスト<3664>:854円(同-47円)
売り優勢。三菱UFJが投資判断を「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」へ引き下げたことが嫌気されている。携帯合戦シミュレーションゲーム「モバノブ」のスタートは好調のようであるが、登録会員数は未だ少なく収益貢献も大きくはないとコメントしている。なお、目標株価については675円を継続へ。
メディアドゥ<3678>:6600円(同+430円)
急伸。ドキュメント共有サービスの米スクリブド社と戦略提携し、同社が手掛ける電子書籍サブスクリプション(読み放題)サービスに向けて、日本の電子書籍コンテンツの独占的な提供を開始すると発表したことが材料視されている。スクリブド社のサブスクリプション・サービスのグローバル展開に向けて国内コンテンツを提供していくため、国内出版社への営業を進めていくと。
サイバーダイン<7779>:11470円(同+560円)
買い先行。日本政府と欧州連合(EU)が医療・介護ロボットなどの規格や規制を統一する方針と報じられており、ロボット関連の一角としてあらためて関心が高まっているようだ。ロボットは利用方法を誤れば転倒するなどして利用者のけがにつながるリスクもあるため、安全に使える性能や素材などの基準を決め、安全試験の手法も統一すると。
VOYAGE<3688>:3960円(同+675円)
買い先行。同社やレアジョブ<6096>など、直近IPO銘柄の一角に上昇が目立っている。大型株に手掛けづらさが意識され相対的に中小型株へ短期資金が向かいやすい地合いの中で、値動きの軽い直近IPO銘柄に物色が強まっているようだ。なお、同社について岩井コスモでは投資判断を付与していないものの、アドテクノロジー事業を牽引役に、中長期的に高い収益成長を続ける可能性が考えられるとコメントしている。
マイクロニクス<6871>:8600円(同+1130円)
大幅続伸。東証が、本日の売買分から信用取引に関する臨時措置を解除したことが材料視されている。信用取引規制の解除を受けて短期の値幅取り狙いの資金があらためて流入し、需給面が主導での上値追いへ。
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