ジオマテック<6907>カーナビ向けタッチパネル用透明導電膜は、安定した受注が継続。
[14/07/22]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』7月17日放送において、ジオマテック<6907>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
■事業概要
真空成膜技術により、フラットパネルディスプレイ用基板、 光学機器用部品、固体レーザー用光学系部品、その他真空成膜製品の製造及び販売を手掛ける。
■特徴
真空成膜技術はタッチパネルやディスプレイへの薄膜加工のみならず、その応用範囲を広げている。同社の強みは、顧客ニーズに合わせた真空成膜製品を提供するため、基板となる素材の知識、薄膜設計や光学設計技術、材料データや洗浄技術、また成膜プロセス技術やエッチングなどの処理技術、加工後の機能・品質を確保するための検査から測定技術など、すべての要素・技術ノウハウを蓄積していること。
また、同社のバッチ式成膜装置は、基板の種類や形状、成膜物質を問わない汎用性の高さを特徴としている。使用される基板は、ガラスや金属、結晶をはじめ、樹脂や紙、金属ブロックなど、ほとんどの物質に成膜することが可能など、高い技術力と生産体制も強みとなる。
■そもそも成膜とは
基板となる物質の表面に薄膜を付けることを「成膜」と言う。真空中においてナノレベルの成膜を行っており、これを「真空成膜」と呼んでいる。成膜することによって、電気を通したり、光を3原色に分けたり、発熱させたりなど本来の基板にはなかった特性を持たせることができる。例えば、一般のガラスやフィルムは光を通すことはできるが、電気を通すことはできない。これに薄膜を付けることができ、電流を流すことができるようになる。
■足元の業績は
2014年3月期の売上高が前期比5.4%増の103.47億円、営業利益が同18.3%増の9.95億円、経常利益が同14.8%増の10.17億円、純利益が同15.8%増の9.79億円だった。
セグメント(品目)業績は、FPD用基板は、スマートフォン、タブレット端末向けは、下半期以降、中小型FPD関連への需要が伸び悩んだが、カーナビゲーション向けタッチパネル用透明導電膜は、安定した受注が継続。
光学機器用部品は、プロジェクター向け光学部品やデジタルカメラ向け反射防止膜の需要が縮小し、低調な推移。その他は、スマートフォン向け加飾膜やマスクブランクス向け薄膜などとともに、その他薄膜製品の販売活動に取り組んでいる。
■今期の見通しは
今期は主力製品である液晶パネル用帯電防止膜やタッチパネル用透明導電膜を中心とした販売活動に努めるほか、その他の薄膜製品についても積極的な販売活動を展開する計画。売上高が105.00億円、営業利益が11.00億円と、増収増益を見込んでいる。
■株価動向は
年初に1965円の高値を付けており、その後いったんは調整トレンドが継続。5月安値1005円をボトムに、緩やかなリバウンドが継続しており。直近では上昇する25日線に沿ったリバウンドが継続。1300円処で上値を抑えられているが、下値を切り上げてきていることで三角もち合いを形成しており、煮詰まり感が台頭。週間形状では13週線が支持線として意識される半面、26週線が上値抵抗として機能している。この1300円辺りの抵抗を捉えてくるようだと、見直しの流れが強まりそう。PBRは0.6倍台と割安感も意識される。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
<TM>
■事業概要
真空成膜技術により、フラットパネルディスプレイ用基板、 光学機器用部品、固体レーザー用光学系部品、その他真空成膜製品の製造及び販売を手掛ける。
■特徴
真空成膜技術はタッチパネルやディスプレイへの薄膜加工のみならず、その応用範囲を広げている。同社の強みは、顧客ニーズに合わせた真空成膜製品を提供するため、基板となる素材の知識、薄膜設計や光学設計技術、材料データや洗浄技術、また成膜プロセス技術やエッチングなどの処理技術、加工後の機能・品質を確保するための検査から測定技術など、すべての要素・技術ノウハウを蓄積していること。
また、同社のバッチ式成膜装置は、基板の種類や形状、成膜物質を問わない汎用性の高さを特徴としている。使用される基板は、ガラスや金属、結晶をはじめ、樹脂や紙、金属ブロックなど、ほとんどの物質に成膜することが可能など、高い技術力と生産体制も強みとなる。
■そもそも成膜とは
基板となる物質の表面に薄膜を付けることを「成膜」と言う。真空中においてナノレベルの成膜を行っており、これを「真空成膜」と呼んでいる。成膜することによって、電気を通したり、光を3原色に分けたり、発熱させたりなど本来の基板にはなかった特性を持たせることができる。例えば、一般のガラスやフィルムは光を通すことはできるが、電気を通すことはできない。これに薄膜を付けることができ、電流を流すことができるようになる。
■足元の業績は
2014年3月期の売上高が前期比5.4%増の103.47億円、営業利益が同18.3%増の9.95億円、経常利益が同14.8%増の10.17億円、純利益が同15.8%増の9.79億円だった。
セグメント(品目)業績は、FPD用基板は、スマートフォン、タブレット端末向けは、下半期以降、中小型FPD関連への需要が伸び悩んだが、カーナビゲーション向けタッチパネル用透明導電膜は、安定した受注が継続。
光学機器用部品は、プロジェクター向け光学部品やデジタルカメラ向け反射防止膜の需要が縮小し、低調な推移。その他は、スマートフォン向け加飾膜やマスクブランクス向け薄膜などとともに、その他薄膜製品の販売活動に取り組んでいる。
■今期の見通しは
今期は主力製品である液晶パネル用帯電防止膜やタッチパネル用透明導電膜を中心とした販売活動に努めるほか、その他の薄膜製品についても積極的な販売活動を展開する計画。売上高が105.00億円、営業利益が11.00億円と、増収増益を見込んでいる。
■株価動向は
年初に1965円の高値を付けており、その後いったんは調整トレンドが継続。5月安値1005円をボトムに、緩やかなリバウンドが継続しており。直近では上昇する25日線に沿ったリバウンドが継続。1300円処で上値を抑えられているが、下値を切り上げてきていることで三角もち合いを形成しており、煮詰まり感が台頭。週間形状では13週線が支持線として意識される半面、26週線が上値抵抗として機能している。この1300円辺りの抵抗を捉えてくるようだと、見直しの流れが強まりそう。PBRは0.6倍台と割安感も意識される。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
<TM>










SEO関連




