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ダイコク電機 Research Memo(4):制御システム事業の中核はパチンコ部品OEMと自社開発パチスロ機の両輪へ

注目トピックス 日本株
■事業改革の概要

(2)自社開発パチスロ機の拡大

ダイコク電機<6430>は、2013年4月に発売したパチスロ遊技機「まじかるすいーとプリズム・ナナ(プリズム・ナナ)」のヒットを受けて、今期以降自社開発のパチスロ機の販売を大幅に伸ばしていくとしている。これにより、現在の主力であるパチンコ機の表示ユニットのOEM中心のビジネスとの両輪で売上・利益の増加を目指す。

この計画の大きな理由は、パチンコ機の人気低迷にある。パチンコ機1台当たり価格高騰に加え、射幸性の高いパチンコ機の設置比率が高いために起こる遊技時間の減少により、足元では主力の「4円パチンコ」の台数が急激に減少しており、同社の制御システム事業はやや苦戦している。

一方で、パチスロ機には、一時期の伸びはなくなったがこのような人気低迷の要因はなく、設置台数も2009年より増加している。さらに、パチスロ機は、パチンコ機とメーカーも組合・工業会も違い、歴史もパチンコに比べて浅いことから、新規参入によりシェアを拡大する余地がまだある。

さらに、表示ユニットのOEMビジネスよりも、自社開発パチスロ機の販売のほうが、ヒットした場合の収益が大きくなる。

大きな方向性としては、パチスロ機分野で後発ということもあり、他社が追求している射幸性を追いかけることを意図的に避け、遊技機としての面白さを追求する戦略をとっている。プリズム・ナナはキャラクターとしてはあまり有名ではないものの、キャラクター制作者や開発会社と二人三脚で製作して映像の面白さを追求したことで、ヒット商品の座を掴んだ。ちなみに、使った半導体メモリーの記憶容量は他社製品の倍だという。キャラクターの版権も比較的リーズナブルなため、映像開発に費用をかけることができたという面もある。

今後は、パチスロ機の研究開発費を増やすほか、開発体制も強化する。体制強化に関しては、例えば、2014年3月にはオンキヨー<6628>の子会社であるデジタル・アコースティック(デ社)に出資した。デ社は音響分野で高い技術を持っており、今後、パチンコ機の表示ユニットやパチスロ機の品質保証体制強化に取り組む。映像面に加えて、音響面でも高い品質を実現することによって、遊技機としての面白さをさらに高めていく。

パチスロ機の具体的な展開に関しては、以下のようになっている。2015年3月期には、新しいキャラクターを使った新機種2機種を発売し、各6,000台ずつの販売を目指す。「プリズム・ナナ」は約4,000台の販売を達成しており、これを前提とすると、新機種の販売計画の達成は固いとしている。

さらに、2016年3月期以降は、新機種3機種と、1〜2機種の廉価版の機種を毎年販売していく方針である。廉価版とは、1台20万円程度と、普通の新機種の半分の価格で販売する商品である。機種の入れ替えで廃棄処分になる躯体に新しいソフトを組み込むことによって、安くても利益が出るようになっている。販売台数は、新機種が1機種当たり1万台、廉価版が同2,000台程度を目標とする。

収益については、2015年3月期までは赤字見込みだが、2016年3月期以降に収益貢献するという計画になっている。新機種3機種が1機種当たり1万台の売上を達成した場合には、それだけで年間売上高100億円、数十億円の営業利益が見込める。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)


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