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■佐藤勝己の銘柄選定:キャッシュポジションから見た割安銘柄をスクリーニング

注目トピックス 日本株
フィスコアナリストの佐藤勝己は、スマートフォンアプリ「FISCO」を用いてできる割安銘柄の選定手法として、「ネットキャッシュ/時価総額」にも注目しています。

「ネットキャッシュ/時価総額」は、「ネットキャッシュ(現預金+流動性のある有価証券−有利子負債)」が、「時価総額」のどの程度を占めているかを表す指標です。この数値が100%以上であれば、仮にこの企業を買収した際、買収資金がその瞬間に賄えてしまうことになる、と佐藤は言います。PERやPBR、配当利回りなどは簡単に計算できるものの、こちらは、決算短信などをみながら1つずつ計算しなければなりません。しかし、FISCOアプリでスクリーニングを行えば、この観点からの割安銘柄を簡単に探ることができるそうです。

アプリのスクリーニング項目では、「ファンダメンタルズ」タブの「財務」カテゴリのなかにある「ネットキャッシュ/時価総額」にて、100%以上の銘柄をピックアップします。さらに、「時価総額」を100億円以上でスクリーニングしますが、その際には銀行株が多く出現してしまうので、「業種」にて金融関連セクターを除外します。

これにより、記事執筆時点ではホシデン<6804>や名村造船所<7014>など11銘柄がリストアップされました。スクリーニング結果について、佐藤は次のようにコメントしています。「さらに絞り込むとすれば、ファンダメンタルズの項目を見て、無配予想銘柄を除くことなどもFISCOアプリを使えば簡単。」

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