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SDエンター Research Memo(10):今期は利益面で上振れ期待、固定費削減が計画を上回る進捗

注目トピックス 日本株

■業績見通し

(2)2015年3月期見通し

SDエンターテイメント<4650>は、第1四半期決算発表時点では、今中間期及び今通期についての業績予想を変更していない。今中間期については、各事業部門について前述したように、足元までの業況から判断すると、売上高はボウリング事業を主たる要因に若干、計画未達のペースにあるものと弊社ではみている。しかし利益においては、固定費の削減が計画を上回って進んでいるため、計画比上振れで着地する可能性が高いとみられる。固定費削減は、釧路の不稼働資産の整理が想定以上にスムーズに進んだことが、その主な内容だ。

同社は、収益の季節変動が非常に大きいという特性を持っている。これは、同社の事業基盤が北海道にあることと関係している。すなわち、春から夏にかけては北海道民のレジャーはアウトドアが中心になるため、同社の映画、ボウリング、ゲームといった施設の稼働率は低くなる。しかし冬場は室内型娯楽へとシフトするため、稼働率が一気に高まり、収益性が大きく改善することになる。前述のように、フィットネス事業での集客キャンペーンと物販の開始、ボウリング事業での集客キャンペーン(寺下プロによる販促、台湾観光客向けキャンペーンなど)を通じて、どこまで集客を増やすことができるかがカギとなる。

今期の業績見通しを行う上で弊社では、各種キャンペーンの施策が(a)今期のみならず来期以降にも継続できるものかどうか、(b)健康コーポレーションや自社の他の事業とのシナジー効果につながる内容かどうか、(c)費用対効果のバランスが取れているかどうか、といった点に着眼して収益インパクトを判断していく方針だ。

上記の着眼点に関連して、注目に値する動きが足元で出てきている。それは、健康コーポレーションの子会社で同社も10%出資している、(株)DropWaveによるスマホアプリの開発プロジェクトだ。同社はDropWaveに対して、(i)ディノス店舖へのリピート率を上げること、(ii)インパクトのあるプレスリリースをうてること、(iii)2014年中にローンチすること、などを主たるターゲットに掲げて、スマホアプリの開発を進めている。

この背景には、同社がSDポイントカード会員の分析を進めた結果、会員の利用回数が平均1回増えるだけで年間64百万円の増収になる、との結論に至ったことがある。SDポイントカード会員であるということは再来場しようという意思が潜在的にあると考えられ、非会員へのプロモーションに比べて、成功確率ははるかに高いと言えよう。現時点では両社で詰めの作業を急いでいるステージのようだ。内容の詳細は当然ながら明らかにされてはいないが、スマホ経由で参加型の低コストのイベントを毎日打ち、その達成感の実現をディノス施設への来場につなげるような仕組みを考えているようだ。さらには、スマホアプリのローンチに合わせて60周年記念イベントを開催し、ここでもシナジー効果を獲得するような企画も進んでいるようだ。

同社はこれまでシニア層の集客増加には成功しており、目下の課題は若年層の集客増にある。上記アプリはスマホのヘビーユーザーである若年層にフィットする内容となっていると同時に、通年企画あるいは来年以降のリピート開催にも十分可能な内容であると見受けられ、今期のみならず中期的な業績貢献に資するものと期待される。

また、9月から始めたフィットネス入会キャンペーンは想定を上回る効果が出ている模様で、これは収益に対して明白かつ直接的な効果が期待できる。

以上のような点を考慮すれば、今季の同社の業績見通しが達成される可能性は十分に高いものと弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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