スリー・ディー・マトリックス---創傷治癒材の市販前届510(k)を米FDAに提出、皮膚再生分野へ本格参入
[14/10/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
スリー・ディー・マトリックス<7777>は23日、グループで開発を進めている「創傷治癒材(開発コード:TDM-511」」について、米国子会社3-D Matrix Inc.が、10月22日付でFDA(米国食品医薬品局)に医療機器での販売を目的とした市販前届510(k)を提出したと発表。
同社グループは自己組織化ペプチド技術を用いて創傷治癒材を開発してきた。本申請品は、自己組織化によるナノファイバー化で形成されるゲルによって皮膚(表皮、表皮・真皮)創傷部を被覆することで、皮膚からの出血を迅速に止血する。また、ペプチドゲルが損傷した皮膚組織に再生環境を提供することで創傷治癒を促し、再生した部位の審美性に優れる(傷跡が残りにくい)という特徴がある。
なお、本申請品より皮膚再生分野へも本格的に参入する。まず初期の適応対象は軽度から中度の皮膚創傷(熱傷や褥瘡等)で申請しており、段階的に美容整形分野(ヒアルロン酸注入などの用途等)にも適用を拡大することも計画している。
また、抗生物質・抗炎症剤等を混合することにより、皮膚損傷部の感染症や炎症を抑えるなど既存治療の改善が期待でき、局所投与による薬剤毒性の低下傾向から抗がん剤を混合した皮膚がんへの応用も検討している。
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同社グループは自己組織化ペプチド技術を用いて創傷治癒材を開発してきた。本申請品は、自己組織化によるナノファイバー化で形成されるゲルによって皮膚(表皮、表皮・真皮)創傷部を被覆することで、皮膚からの出血を迅速に止血する。また、ペプチドゲルが損傷した皮膚組織に再生環境を提供することで創傷治癒を促し、再生した部位の審美性に優れる(傷跡が残りにくい)という特徴がある。
なお、本申請品より皮膚再生分野へも本格的に参入する。まず初期の適応対象は軽度から中度の皮膚創傷(熱傷や褥瘡等)で申請しており、段階的に美容整形分野(ヒアルロン酸注入などの用途等)にも適用を拡大することも計画している。
また、抗生物質・抗炎症剤等を混合することにより、皮膚損傷部の感染症や炎症を抑えるなど既存治療の改善が期待でき、局所投与による薬剤毒性の低下傾向から抗がん剤を混合した皮膚がんへの応用も検討している。
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