注目銘柄ダイジェスト(前場):イオン、東芝、JDIなど
[15/01/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
イオン<8267>:1135.5円(前営業日比-75.5円)
大幅続落。先週末に発表した第3四半期決算がネガティブなインパクトにつながっている。累計営業利益は494億円で前年同期比48%の大幅減益、9-11月期でみると60億円で同72%減益と、上半期からさらに減益率が拡大する格好となっている。9-11月期の市場コンセンサスは175億円程度であり、大幅に下振れる状況へ。GMS事業の想定以上の不振が業績下振れの主因に。据え置かれた通期予想の大幅な下振れを織り込みに行く動きが先行、中期計画の下方修正なども今後想定される状況に。
東芝<6502>:467.4円(同-21.2円)
大幅続落。米サンディスクの急落に影響を受ける展開になっている。サンディスクは10-12月期の売上高見通しを18-18.5億ドルから17.3億ドルに引き下げ、粗利益率見通しも従来の47-49%から45%程度に引き下げているもよう。NAND型フラッシュメモリーの販売などが予想を下回ったことが背景のようだ。サンディスクは米国市場で10%強の大幅安に。
JDI<6740>:370円(同+16円)
急反発。JPモルガン(JPM)では投資判断を「アンダーウェイト」から「ニュートラル」に格上げ、ショートカバーの流れにつながる状況となっているようだ。円安が強い追い風となっていること、中国の複数のスマホメーカーを得ていること、iPhone向けの歩留まり率が10月から大幅に改善していることなどを格上げの背景としている。また、ヘッジファンドのトゥーリヤAが6.62%の株式を保有とも先週末には伝わっている。
小野薬品工業<4528>:11490円(同+680円)
大幅反発。米ブリストル・マイヤーズ(BMY)では、同社と共同で開発している「オプジーボ」の非小細胞肺ガン患者を対象とした試験結果について、試験の中断を独立モニタリング委員会が推奨したと発表。短期的な出尽くし感などを警戒する向きもあったが、これを受けて、昨日の米国市場ではBMYが買い先行となっており、同社株の刺激材料にもつながっているようだ。
SHIFT<3697>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。第1四半期(14年9-11月)決算と同時に、上期及び通期業績予想の上方修正と株式分割を発表している。第1四半期の営業利益は前年同期比約3.3倍(会社参考値)の0.85億円で着地。今後の業績予想については、上期営業利益を従来の0.84億円から1.18億円に、通期では2.84億円から2.93億円に引き上げた。また、1月31日(実質的には1月30日)を基準日として1株を5株とする株式分割を実施する。
スマートブック<2330>:309円(同+51円)
大幅続伸。新規事業の開始を発表しており、材料視されているようだ。1つは投資銀行事業で、同社グループの既存事業とシナジーが見込まれるM&A案件については同社グループが主体となるほか、その他案件については他社へ紹介等を行うか純投資対象とする。また、もう1つはクレジットカード決済代行事業。主力事業の電子書籍事業のサイト会員に対し、従来のキャリア課金に加えクレジットカード決済サービスを提供することを目的として、子会社を設立するという。
AMI<3773>:874円(同+128円)
急伸。音声で予定確認などができるペンダント型のウェアラブル端末を8月に発売すると報じられており、材料視した買いが集まっている。胸ポケットにクリップで挟んだり、首からストラップで下げたりして身に付ける。音声でのスケジュール確認やカーナビへの行き先入力などが可能となるようだ。価格は3万円程度で、運送業や工事現場などでの需要を見込み、年1万台の販売を目指すという。
マクドナルド<2702>:2461円(同-42円)
9営業日続落。これまで下値めどとして意識されていた2500円水準を下振れする格好となっている。9日発表した12月の月次動向では、既存店売上高が前年同月比21.2%減、全店で同21.3%減となった。異物混入問題が取りざたされるようになる前だが、鶏肉問題発覚以降の苦境が続いていることが改めて意識された。なお、カサノバ社長兼CEOが再建策について語ったインタビュー記事が一部専門紙に掲載されている。
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