イグニス Research Memo(10):無料ネイティブアプリが軌道に乗り広告収入が伸長
[15/01/13]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■決算動向
(1)過去の業績推移
イグニス<3689>の過去の業績を振り返ると、本格的な業績拡大が始まったのは、無料ネイティブアプリが軌道に乗り始めた2013年9月期からである。「サクサク for iPhone HD」などのツール系を中心として順調にダウンロード数やMAUを拡大したことで広告収入が大きく伸長した。2014年9月期には全巻無料ハイブリッドアプリやソーシャルゲームによる業績貢献が上乗せされ、成長に拍車がかかった。
利益面では、2012年9月期までは先行費用やチャットアプリの不振などが響いて営業赤字が続いていたものの、2013年9月期に無料ネイティブアプリの拡大により広告収入が増加したことで営業黒字に転換すると、限界利益率が極めて高い収益モデル※であることから一気に利益水準が高まった。2014年9月期は株式上場や人員拡充に伴う費用増などにより販管費が増加したものの、売上高の拡大とともに営業利益も大きく伸びている。
※広告収入モデルは、変動費がかからないことから損益分岐点を超えると、売上高の拡大がそのまま利益の拡大につながる
財務面では、創業後3期目となる2012年9月期までは債務超過の状況であったが、2013年9月期に営業黒字に転換すると財務基盤も健全化し、2014年9月期には新株発行と内部留保の積み上げから自己資本比率は74.0%の高い水準となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
<FA>
(1)過去の業績推移
イグニス<3689>の過去の業績を振り返ると、本格的な業績拡大が始まったのは、無料ネイティブアプリが軌道に乗り始めた2013年9月期からである。「サクサク for iPhone HD」などのツール系を中心として順調にダウンロード数やMAUを拡大したことで広告収入が大きく伸長した。2014年9月期には全巻無料ハイブリッドアプリやソーシャルゲームによる業績貢献が上乗せされ、成長に拍車がかかった。
利益面では、2012年9月期までは先行費用やチャットアプリの不振などが響いて営業赤字が続いていたものの、2013年9月期に無料ネイティブアプリの拡大により広告収入が増加したことで営業黒字に転換すると、限界利益率が極めて高い収益モデル※であることから一気に利益水準が高まった。2014年9月期は株式上場や人員拡充に伴う費用増などにより販管費が増加したものの、売上高の拡大とともに営業利益も大きく伸びている。
※広告収入モデルは、変動費がかからないことから損益分岐点を超えると、売上高の拡大がそのまま利益の拡大につながる
財務面では、創業後3期目となる2012年9月期までは債務超過の状況であったが、2013年9月期に営業黒字に転換すると財務基盤も健全化し、2014年9月期には新株発行と内部留保の積み上げから自己資本比率は74.0%の高い水準となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
<FA>









SEO関連




