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シンワアートオークション---15年5月期第2四半期は増収減益、通期予想は大幅増額修正

注目トピックス 日本株
シンワアートオークション<2437>は9日、2015年5月期第2四半期(14年6-11月)決算を発表。売上高は前期比43.5%増の8.16億円、営業損失は0.12億円(前期は0.70億円の黒字)、経常損失が0.15億円(同0.63億円の黒字)、純損失が0.24億円(同0.47億円の黒字)だった。オークション関連事業は好調だったが、再生可能エネルギー関連事業で小型太陽光発電施設の取扱案件の絞り込みと販売費及び一般管理費の増加が響いた。

オークション関連事業では、近代美術オークション及び近代陶芸オークションが、出品点数、落札点数で共に前年同期比2桁増と大幅に増加。高額品に人気が集まる一方、低価格帯作品を扱う近代美術PartIIオークションは低調だった。その他オークションでは、Jewellery&Watchesオークション及びワインオークションが、取扱高、売上高共に前年実績を大きく上回った。ほか、特別オークションとして開催した「棟方志功?漆黒の宇宙、紅色のいのち」が、平均落札単価は1,300万円を超え、セグメントの取扱高、売上高に大きく貢献した。

再生可能エネルギー関連事業では、一部電力会社の連系保留措置で予定していた小型太陽光発電施設3基の連系販売が保留・延期となり、今後の電力会社との連系保留リスク回避のため取扱案件を絞り込んだ。さらに下半期に向けて販売体制を大幅に強化したことから、販売費及び一般管理費が当初見込みより大幅に増加した。なお、15年5月通期については、売上高が前期比2.7倍の37.28億円、営業利益が同2.3倍の3.04億円、経常利益が同2.3倍の2.86億円、純利益が同1.5倍の1.63億円の見込みと、期初予想から増額修正している。再生可能エネルギー関連事業で、小型太陽光発電施設の販売が3月末に向けて本格的な完工・連系ラッシュとなる見通しで、当初計画値を大幅に上回る見込み。

シンワアートオークションは、日本最大級の美術品オークションハウス。業界唯一の上場で、2,000万円以上の高額落札では業界トップ。日本の近代絵画、外国絵画、近代陶芸、西洋アンティークの他、ワインなどのオークションを手掛けている。18年5月期に売上高145億円が目標。




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