注目銘柄ダイジェスト(前場):ファナックが上場来高値を更新、商船三井は急反発
[15/02/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ファナック<6954>:22465円(前日比+815円)
上場来高値を更新。2016年までに1300億円を投じ、国内で工場や研究所を新設すると報じられている。とりわけ、1000億円を投じてNC装置の一貫生産工場を栃木県に新設するようだ。株主還元策強化に対する期待値は低下するが、今後も需要の拡大が想定される中で、豊富な手元資金を生かしての積極的な事業拡大策を評価する動きが先行へ。
商船三井<9104>:418円(同+10円)
急反発。野村では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も420円から480円に引き上げている。来期には不採算航路の再編による合理化発現が見込めること、燃料安や円安に伴う業績予想の引き上げを評価引き上げの背景としている。なお、野村では川崎汽船<9107>の投資判断も格上げ、海運大手3社の投資判断は全て買い推奨としている。
大豊建設<1822>:588円(同+70円)
急伸。先週末に第3四半期の決算を発表、通期予想を大幅に上方修正しており、買い材料視される展開になっている。第3四半期累計営業利益は35.6億円で前年同期比4.5倍、通期予想は従来の21億円から55億円にまで上方修正している。売上高の増加に加えて、工事利益率の改善なども業績上振れに寄与。通常、1-3月期は最も利益水準が高まりやすい四半期でもあるため、さらなる上振れ余地も残るといった見方に。
トレックスセミ<6616>:7770円(同+990円)
続伸で一時ストップ高。3月31日を基準日として、1株につき4株の割合で株式分割を実施すると発表しており、流動性の向上などを好感した買いが優勢となっている。なお、同日発表した14年4-12月期決算は、営業利益が前年同期比6.3%減の10.24億円で着地した。15年3月期の通期業績については、営業利益が前期比0.4%増の14.20億円とする従来予想を据え置いている。
ウェッジHD<2388>:219円(同+50円)
ストップ高。14年10-12月期決算を発表しており、営業利益は3.32億円(前年同期は1.02億円の赤字)で着地した。上期(14年10月-15年3月)計画の2.50億円を超過達成している。カンボジアにおけるファイナンス事業が利益化し、さらに急速に利益が増加しつつあることや、タイにおいて支払い遅延が減少しつつあることなどが要因という。株価は昨年4月以来の200円台乗せとなっている。
YKT<2693>:282円(同+69円)
大幅反発。前週末に14年12月期決算を発表している。営業利益は0.21億円(前期は2.21億円の赤字)、当期純損益は0.13億円の赤字(同1.69億円の赤字)だった。1月30日に発表した修正予想に沿って着地した。同時に発表した15年12月期の業績予想については、営業利益が前期比8.4倍の1.80億円、当期純利益が0.80億円の黒字に転換する見通しとなっており、業績改善を好感した買いが膨らんでいる。一時ストップ高まで上昇する場面も。
カルナバイオ<4572>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。小野薬<4528>と新たな大規模委受託契約及び共同研究契約を締結したと発表しており、材料視されている。小野薬は同社の創薬支援事業における主要顧客で、12年10月に業務資本提携契約を締結している。この原提携の成果を踏まえ、両社は新たな大規模委受託契約及び共同研究契約を締結することにしたという。創薬支援事業の15年12月期営業利益は前期比708.1%増の4.06億円を見込んでいる。
<KO>










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