サイバーリンクス Research Memo(5):消費税率変更特需で拡大ペースが加速
[15/04/01]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算動向
(1)2014年12月期業績
サイバーリンクス<3683>の2014年12月期業績は、売上高が前期比18.5%増の8,849百万円、営業利益は同78.2%増の604百万円と2ケタ増収・営業増益となった。売上高、営業利益ともおおむね昨年12月の業績予想修正の水準(売上高8,878百万円、営業利益600百万円)で着地した。増収増益の要因は、ITクラウド事業、モバイルネットワーク事業ともに消費税増税に伴う特需が発生したことに加えて、流通、官公庁クラウド分野ともに順調に拡大したことが要因。特に、流通クラウド分野では8月に(株)スマーツジャパンからPOSデータ分析等にかかるソフトウェア「SEIL(ザイル)シリーズ」のサービスの一部を譲り受けたほか、12月には棚割システムを手掛けていた(株)アイコンセプト及びエニタイムウェア(株)を吸収合併したことにより、顧客基盤が大幅に拡大(ユーザー企業(クラウドサービス利用の食品流通小売業)数で64社増加)したことがプラス寄与した。なお、不採算事業2事業(携帯電話基地局保守業務及び携帯コンテンツサービス)を整理した。
セグメント別に見ると、クラウド事業は、(a)流通クラウドで消費税特需に加えて、ネットスーパーや生鮮EDI等の@rms周辺システムが伸長したこと、(b)官公庁クラウドはデジタル防災無線工事が順調に進行した、複数自治体による共同利用システムの提供を開始した??などから、売上高が前期比20.3%増の4,542百万円、セグメント利益(経常利益)は同50.6%増の381百万円と好調に推移した。
モバイルネットワーク事業は、NTTドコモがiPhone販売を始めた効果が通年で寄与したほか、2014年6月に開始されたNTTドコモの新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」や新機種発売の需要増加により販売台数が前期比10.0%増加したことと、SDカードや保護フィルム等の周辺商材の販売強化などがプラス寄与したことで、売上高は同16.6%増の4,307百万円、セグメント利益は同45.6%増の364百万円と2ケタ増収・増益を記録した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)
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(1)2014年12月期業績
サイバーリンクス<3683>の2014年12月期業績は、売上高が前期比18.5%増の8,849百万円、営業利益は同78.2%増の604百万円と2ケタ増収・営業増益となった。売上高、営業利益ともおおむね昨年12月の業績予想修正の水準(売上高8,878百万円、営業利益600百万円)で着地した。増収増益の要因は、ITクラウド事業、モバイルネットワーク事業ともに消費税増税に伴う特需が発生したことに加えて、流通、官公庁クラウド分野ともに順調に拡大したことが要因。特に、流通クラウド分野では8月に(株)スマーツジャパンからPOSデータ分析等にかかるソフトウェア「SEIL(ザイル)シリーズ」のサービスの一部を譲り受けたほか、12月には棚割システムを手掛けていた(株)アイコンセプト及びエニタイムウェア(株)を吸収合併したことにより、顧客基盤が大幅に拡大(ユーザー企業(クラウドサービス利用の食品流通小売業)数で64社増加)したことがプラス寄与した。なお、不採算事業2事業(携帯電話基地局保守業務及び携帯コンテンツサービス)を整理した。
セグメント別に見ると、クラウド事業は、(a)流通クラウドで消費税特需に加えて、ネットスーパーや生鮮EDI等の@rms周辺システムが伸長したこと、(b)官公庁クラウドはデジタル防災無線工事が順調に進行した、複数自治体による共同利用システムの提供を開始した??などから、売上高が前期比20.3%増の4,542百万円、セグメント利益(経常利益)は同50.6%増の381百万円と好調に推移した。
モバイルネットワーク事業は、NTTドコモがiPhone販売を始めた効果が通年で寄与したほか、2014年6月に開始されたNTTドコモの新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」や新機種発売の需要増加により販売台数が前期比10.0%増加したことと、SDカードや保護フィルム等の周辺商材の販売強化などがプラス寄与したことで、売上高は同16.6%増の4,307百万円、セグメント利益は同45.6%増の364百万円と2ケタ増収・増益を記録した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)
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