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サイオステクノロジー---第1四半期は9.5%の増収、キーポート社の子会社化で通期売上見通しを増額修正

注目トピックス 日本株
サイオステクノロジー<3744>は28日、2015年12月期の第1四半期(15年1-3月)決算を発表。売上高は前年同期比9.5%増の20.99億円、営業利益は同74.0%減の0.25億円、経常利益は同67.7%減の0.33億円、純損益は0.27億円の損失(前年同期は0.52億円の黒字)だった。

機械学習技術を搭載したITオペレーション分析ソフトウェア「SIOS iQ」の無償版の提供を開始したほか、「LifeKeeper」のバージョンアップ、MFP向けソフトウェア製品の機能拡張、「Gluegentシリーズ」等のクラウド関連製品の開発にも注力し、売上高は前年同期比9.5%増だった。セグメント別では「オープンシステム基盤事業」オープンソースソフトウェア(OSS)のサポートサービスやOSS関連商品の販売が好調に推移し、売上高は前年同期比11.9%増。また「Webアプリケーション事業」では、MFP向けソフトウェア製品の売上が大幅に伸長し、売上高は同4.8%増だった。一方で、営業・マーケティングに係る費用の増加等が利益面での負担となった。

なお、15年12月期の通期の業績予想については、売上高は8.00億円増額の88.00億円に上方修正する。キーポート・ソリューションズの連結子会社化により、業績が加味されることから当初予想を上回る見通しとなった。その他の各利益項目については、それぞれ営業利益で3.00億円の損失、経常利益で3.00億円の損失、当期純利益で3.30億円の損失の見通しと、前回予想を据え置いている。引き続き研究開発等の先行投資を積極的に行う予定であることから、現時点では利益項目の修正は行わない。

サイオステクノロジー<3744>は、オープンソースソフトウェア(OSS)を軸に、WebアプリケーションやOS(基本ソフトウェア)、ITシステムの開発、基盤構築、運用サポート等の事業を展開。主力製品はシステム障害時のシステムダウンを回避するソフトウェア「Lifekeeper」や、MFP 向け文書管理ソフトなど。近年はクラウド向け新製品、モバイルアプリケーション用プラットフォーム、ビッグデータ向けサービス等の開発にも注力。その他米国Red Hat社と共にOSS関連事業を強化している。また今期は、機械学習技術を活用した新製品の発売開始を発表している。




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