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サンワテクノス<8137>は8日の取引時間中に、2015年3月期（14年4月-15年3月）決算を発表。売上高は前期比9.8％増の1112.76億円、営業利益は同8.1％増の34.71億円、経常利益は同9.4％増の37.61億円、当期純利益は同13.8％増の24.66億円だった。2年連続で売上高、利益とも過去最高の業績を更新した。

「電機部門」は、半導体製造装置向けのサーボモータの販売及び太陽光発電システム向け制御機器の販売減少が響き、前期比8.5％の減収となったが、「電子部門」と「機械部門」は2桁増収となった。「電子部門」では、車載機器用電子部品等の販売やアミューズメント向けの電子機器の販売が増加し、「機械部門」では、液晶搬送設備向けの設備機器の販売や設備向けの産業用ロボットも一部増加した。

併せて15年3月期の期末配当予想を、直近予想から2円増額の1株あたり14円に増額修正すると発表。これにより、年間配当は１株あたり26円となる見込み。なお、16年3月期の配当予想については、年間28円の予想。

なお、16年3月期の通期予想については、売上高が前期比6.9％増の1190.00億円、営業利益が同0.8％増の35.00億円、経常利益が同1.0％増の38.00億円、純利益が同1.3％増の25.00億円を見込んでいる。第8次中期経営計画（JUMP1200）に基づき、業績の拡大と収益向上に努める方針。

サンワテクノス<8137>は、電機、電子、機械の3部門を持つ独立系技術商社。産業用エレクトロニクス・メカトロニクスなどが、スマートフォンや自動車関連業界向けに堅調。最近は、エンジニアリング事業にも注力している。



＜AK＞