IBJ Research Memo(6):業績は計画を上回るペースで推移、通期も会社計画を上回る公算
[15/05/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績見通しと成長戦略
(1) 2015年12月期見通し
IBJ<6071>の2015年12月期業績は、売上高が前期比16.4%増の3,861百万円、営業利益が同22.1%増の785百万円、経常利益が同19.8%増の754百万円、当期純利益が同18.4%増の479百万円と期初計画を据え置いている。前述したように、第1四半期の業績が計画を上回るペースで推移したこと、4月以降も市場環境は良好で、ストック型事業において会員数が順調に積み上がっていることなどから考えると、通期業績も会社計画を上回る公算が大きいと弊社ではみている。
事業別で見ると、引き続きイベント事業、コミュニティ事業、連盟事業が好調に推移する見通し。このうち、イベント事業については通期計画に対する1Qの売上高進捗率が22.97%とやや低めだが、これは営業日数の影響で例年、1Qの開催本数が年間で最も低いためで、2Q以降は一段の拡大が見込まれ、通期の売上高は前期比18.3%の計画を上回ることが予想される。
また、連盟事業に関しては、既に加盟相談所数が1,031社と年間計画を達成しており、今後の上積みが期待される。相談所数の伸びが前期比4.2%の計画に対して、売上高は20.0%増収と高い伸びを見込んでいるが、これは月間平均利用料が新規顧客の拡大に伴って上昇していることが要因となっている。
コミュニティ事業に関しては、会員数を前期比26.7%増の13,277名を計画しているが、1Qで既に進捗率は74.8%に達しており、2Q以降も前年並みの増加ペースでいけば今期末には14,000人を超えることも十分想定され、売上高も前期比19.0%増からさらに上積みとなる可能性がある。
メディア営業に関しては通期で前期比5.1%増収と、同社事業の中では唯一1ケタ成長にとどまる。経営資源の集中のために売却した美容系ポータルサイトの影響が第3四半期まで残ることが要因だ。また、同事業の中で新規事業として取り組んでいるブライダル企業向けの送客ビジネスに関しては、人員体制の強化を進めている段階で、来期以降に本格的に収益貢献してくるものと予想される。具体的には、従来は送客を行う担当スタッフ(ウェディングコンシェルジュ)を1名だけで対応していたが、ノウハウなどを蓄積できたことから、新たに4名のチームを組織化し、本格的にIBJメンバーズの店舗で送客サービスを行っていく。また、加盟店での送客サービスも徐々にではあるが取り組みを開始しており、この取り組みが浸透すれば新たな収益源になるものとして期待される。
ラウンジ事業の今期売上高は前期比16.0%増収を見込んでいる。IBJメンバーズの店舗はほぼ主要都市部に出店し、新たな出店計画もないことから、既存店舗での会員数並びに成婚数の増加で売上げを伸ばしていくことになる。1Qの進捗はほぼ計画どおり順調に推移していることから、通期計画の達成も可能とみられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(1) 2015年12月期見通し
IBJ<6071>の2015年12月期業績は、売上高が前期比16.4%増の3,861百万円、営業利益が同22.1%増の785百万円、経常利益が同19.8%増の754百万円、当期純利益が同18.4%増の479百万円と期初計画を据え置いている。前述したように、第1四半期の業績が計画を上回るペースで推移したこと、4月以降も市場環境は良好で、ストック型事業において会員数が順調に積み上がっていることなどから考えると、通期業績も会社計画を上回る公算が大きいと弊社ではみている。
事業別で見ると、引き続きイベント事業、コミュニティ事業、連盟事業が好調に推移する見通し。このうち、イベント事業については通期計画に対する1Qの売上高進捗率が22.97%とやや低めだが、これは営業日数の影響で例年、1Qの開催本数が年間で最も低いためで、2Q以降は一段の拡大が見込まれ、通期の売上高は前期比18.3%の計画を上回ることが予想される。
また、連盟事業に関しては、既に加盟相談所数が1,031社と年間計画を達成しており、今後の上積みが期待される。相談所数の伸びが前期比4.2%の計画に対して、売上高は20.0%増収と高い伸びを見込んでいるが、これは月間平均利用料が新規顧客の拡大に伴って上昇していることが要因となっている。
コミュニティ事業に関しては、会員数を前期比26.7%増の13,277名を計画しているが、1Qで既に進捗率は74.8%に達しており、2Q以降も前年並みの増加ペースでいけば今期末には14,000人を超えることも十分想定され、売上高も前期比19.0%増からさらに上積みとなる可能性がある。
メディア営業に関しては通期で前期比5.1%増収と、同社事業の中では唯一1ケタ成長にとどまる。経営資源の集中のために売却した美容系ポータルサイトの影響が第3四半期まで残ることが要因だ。また、同事業の中で新規事業として取り組んでいるブライダル企業向けの送客ビジネスに関しては、人員体制の強化を進めている段階で、来期以降に本格的に収益貢献してくるものと予想される。具体的には、従来は送客を行う担当スタッフ(ウェディングコンシェルジュ)を1名だけで対応していたが、ノウハウなどを蓄積できたことから、新たに4名のチームを組織化し、本格的にIBJメンバーズの店舗で送客サービスを行っていく。また、加盟店での送客サービスも徐々にではあるが取り組みを開始しており、この取り組みが浸透すれば新たな収益源になるものとして期待される。
ラウンジ事業の今期売上高は前期比16.0%増収を見込んでいる。IBJメンバーズの店舗はほぼ主要都市部に出店し、新たな出店計画もないことから、既存店舗での会員数並びに成婚数の増加で売上げを伸ばしていくことになる。1Qの進捗はほぼ計画どおり順調に推移していることから、通期計画の達成も可能とみられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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