早稲アカ Research Memo(6):前期はブランド力を背景に増収増益、売上高は過去最高
[15/06/25]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■決算動向
(1) 2015年3月期業績概要
早稲田アカデミー<4718>の2015年3月期の連結業績は、売上高が前期比4.7%増の19,443百万円、営業利益が同9.7%増の757百万円、経常利益が同6.4%増の732百万円、当期純利益が同44.3%増の420百万円となった。少子化が続くなかで、学習塾業界は生徒獲得競争が激化する環境下において、同社は難関校への高い合格実績というブランド力を強みとして、期中平均塾生数が前期比3.3%増の30,649名と順調に増加したことが主因だ。売上高に関しては4期連続増収となり、過去最高を更新している。
当期の校舎展開は、新規に8校(「早稲田アカデミー」4校、「個別進学館」3校、「Success18」1校)を出校し、1校の移転リニューアルを行った。また、英語専門塾となる「早稲田アカデミーIBS」では2番目の教場を開設した。一方、将来に向けての市場性を勘案して3校の統廃合を実施したほか1校の廃止を行い、この結果、校舎数は前期末比4校増加の147校となった。
学部別の期中平均塾生数は、小学部が前期比3.5%増の14,016人、中学部が同3.1%増の13,514人、高校部が同2.9%増の3,119人と全学部で前期を上回った。なお、高校部の中に含まれる野田学園の塾生数は前期比16.4%増の227名と好調に推移した。野田学園については生徒一人ひとりの受験ニーズに対応したきめ細かい指導方針を徹底したこと、また、早稲田アカデミーの大学受験部門との連携による特別講座の運営に注力したことで、難関医学部の合格実績が飛躍的に伸長しており、生徒数の増加は顕著となってきている。
学部別の売上高を見ると、小学部が前期比4.3%増の9,009百万円、中学部が同3.9%増の8,153百万円、高校部が同9.9%増の2,079百万円となり、いずれの学部においても生徒数を上回る売上伸長率を達成した。特別講座や夏期・冬期合宿等の受講生獲得などに注力した効果が出た格好だ。
野田学園の業績について見れば、生徒数の増加によって売上高が前期比14.3%増の517百万円と2期連続で2ケタ増収となり、経常利益も経費抑制を進めたことで同62.9%増の80百万円と大幅増益となった。経常利益率では同社を上回る15%超の水準まで向上しており、子会社後に取り組んできた収益向上施策の効果が顕在化してきたと言えよう。
売上原価率が前期比0.7ポイント上昇の75.7%となったが、この要因としては設備投資等に伴う地代家賃や支払手数料の増加などが挙げられる。
一方、販管費率は前期比0.9ポイント低下の20.4%となった。ブランディング効果を勘案し、広告宣伝媒体を見直すとともに、インターネットを活用した集客への取組みを強化したことにより、広告宣伝費の売上比率が0.9ポイント低下し、実額ベースでも7.1%削減できたことが主因となっている。
この結果、営業利益率は前期比0.2ポイント上昇の3.9%となった。なお、当期純利益の増益率が高いのは、前期と比較して特別損失が減少したことに加えて、実効税率が低下したことが要因となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
(1) 2015年3月期業績概要
早稲田アカデミー<4718>の2015年3月期の連結業績は、売上高が前期比4.7%増の19,443百万円、営業利益が同9.7%増の757百万円、経常利益が同6.4%増の732百万円、当期純利益が同44.3%増の420百万円となった。少子化が続くなかで、学習塾業界は生徒獲得競争が激化する環境下において、同社は難関校への高い合格実績というブランド力を強みとして、期中平均塾生数が前期比3.3%増の30,649名と順調に増加したことが主因だ。売上高に関しては4期連続増収となり、過去最高を更新している。
当期の校舎展開は、新規に8校(「早稲田アカデミー」4校、「個別進学館」3校、「Success18」1校)を出校し、1校の移転リニューアルを行った。また、英語専門塾となる「早稲田アカデミーIBS」では2番目の教場を開設した。一方、将来に向けての市場性を勘案して3校の統廃合を実施したほか1校の廃止を行い、この結果、校舎数は前期末比4校増加の147校となった。
学部別の期中平均塾生数は、小学部が前期比3.5%増の14,016人、中学部が同3.1%増の13,514人、高校部が同2.9%増の3,119人と全学部で前期を上回った。なお、高校部の中に含まれる野田学園の塾生数は前期比16.4%増の227名と好調に推移した。野田学園については生徒一人ひとりの受験ニーズに対応したきめ細かい指導方針を徹底したこと、また、早稲田アカデミーの大学受験部門との連携による特別講座の運営に注力したことで、難関医学部の合格実績が飛躍的に伸長しており、生徒数の増加は顕著となってきている。
学部別の売上高を見ると、小学部が前期比4.3%増の9,009百万円、中学部が同3.9%増の8,153百万円、高校部が同9.9%増の2,079百万円となり、いずれの学部においても生徒数を上回る売上伸長率を達成した。特別講座や夏期・冬期合宿等の受講生獲得などに注力した効果が出た格好だ。
野田学園の業績について見れば、生徒数の増加によって売上高が前期比14.3%増の517百万円と2期連続で2ケタ増収となり、経常利益も経費抑制を進めたことで同62.9%増の80百万円と大幅増益となった。経常利益率では同社を上回る15%超の水準まで向上しており、子会社後に取り組んできた収益向上施策の効果が顕在化してきたと言えよう。
売上原価率が前期比0.7ポイント上昇の75.7%となったが、この要因としては設備投資等に伴う地代家賃や支払手数料の増加などが挙げられる。
一方、販管費率は前期比0.9ポイント低下の20.4%となった。ブランディング効果を勘案し、広告宣伝媒体を見直すとともに、インターネットを活用した集客への取組みを強化したことにより、広告宣伝費の売上比率が0.9ポイント低下し、実額ベースでも7.1%削減できたことが主因となっている。
この結果、営業利益率は前期比0.2ポイント上昇の3.9%となった。なお、当期純利益の増益率が高いのは、前期と比較して特別損失が減少したことに加えて、実効税率が低下したことが要因となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>









SEO関連




