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アイエスビー Research Memo(14):増収増益を予想する2016年12月期

注目トピックス 日本株
■業績動向

(2) 2016年12月期業績見通し

アイ・エス・ビー<9702>の2016年12月期は売上高14,000百万円(前期比9.2%増)、営業利益420百万円(同5.3%増)、経常利益435百万円(同1.9%増)、当期純利益280百万円(同55.6%増)と増収増益を予想している。収益額の水準としては、2015年12月期の期初予想に再チャレンジするイメージだ。

売上高の内容については、事業分野別動向の項で詳述したように、モバイルインフラの引き続いての低迷を他の事業分野の好調で吸収して全社で増収を達成する、という構成だ。前期比減収幅という点では、同社予想では携帯端末分野における約500百万円の減収のインパクトが大きい。この点について弊社では、新事業分野であるMDMの契約拡大などである程度埋め合わせが可能ではないかと期待している。また金融分野においても上振れ可能性があると考えている。

利益面では、会社予想に基づく営業利益率が3.0%と、前期比0.1%ポイント悪化する形になっている。これは予想値をラウンドアップした結果であって、同社の意図は前期比横ばいということであろうと推測できる。弊社ではこの前提は妥当だと考えている。前期に見られたようにプロジェクト管理強化による利益の確保は定着していると考えられる。一方で新規分野において投資(先行費用発生)案件がいくつか残っているため、それによる利益率圧迫を想定しておく必要があると考える。これらプラスとマイナス両面を考え併せても、売上高が会社予想の14,000百万円に達すれば、営業利益も無理なく会社予想の420百万円に達すると弊社ではみている。

新規分野の売上高は全社売上高の3.7%(約518百万円)が計画されている。L-Share、MDMは引き続き伸びると期待されるが、これらに続く製品が出てくるかどうかがポイントだ。弊社ではクリニック向けのfineRezept(ファインレセプト)でアライアンスによる拡販策が出てくるか、やM2MクラウドサービスであるdataSamplrの農業など新規領域への拡販などに注目して見守っていきたいと考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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