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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:震災関連株にとらわれない投資家

注目トピックス 日本株

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2016年4月20日7時に執筆

今月14日からつづく九州・熊本県域一帯を震源にする震度6級の地震被害が深刻である。現在でも毎日のように震度5前後の大きな揺れが頻繁に発生しており、この地震による避難者は約7万人に上っているという。

まずは建物家屋に取り残されている生存者の捜索と救出、避難者の安全確保と健康管理に全力を傾注するときだ。阪神淡路大震災、東日本大震災の鮮明な記憶をもつ国民が大勢いることは現地対策や支援活動に必ずプラスになるはずである。

このような国内の混乱と、相場解説に難渋するような、大災害に見舞われている国の通貨高という珍(?)現象を先読みした投資家の緊急避難の売り行動が今週月曜日(18日)に現れたと理解している。

それにしても19日の日経平均が前日の下げを一気に挽回したことは多くの投資家にとっても予想外の動きだったに違いない。株価が上昇した銘柄群の業種業態を見ても、いわゆる震災復興関連銘柄に偏らない、バイオ創薬やAI・VR・IoT関連株の高値追いが活発に繰りひろげられている。そのような展開に、紋切り型の「大災害後の土建株買い」といったその場限りのサヤ抜きに徹した商いとは一線を画した、「相場の質の良さ」を感じる。

そうした流れをつくっているのが、そ−せい<4565>、ペプチドリ−ム<4587>、ブランジスタ<6176>、グリ−ンペプタイド<4594>、ジグソ−<3914>、モルフォ<3653>などの商いを伴いながら高値を追う個人投資家好みのテ−マ銘柄であろう。

災害(震災)と株価をセットで考えることにどれほどの意味があるのか。19日の日経平均の大幅反発と前述した個別株の新値追いを見るにつけ「震災関連株にとらわれない投資家」の存在感が増していると感じるのだ。NYダウに大きく差をつけられている日本株ではあるが、好ましい兆候も少なからずある。


【注】本文中にある個別銘柄は推奨株、注目株、売買を勧める目的で紹介する株ではありません。リアルタイムの株式相場に関する見解や、どのような個別銘柄を監視対象としているのかといったことは直接「兜町放浪記」にお立ち寄りいただくことをオススメします。日々アクティブな情報発信に励んでおります。

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執筆者名:兜町放浪記
ブログ名:兜町放浪記



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