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サイオス Research Memo(1):16/12期3Q累計決算は大幅増収増益で、利益ベースでは通期計画を上回るほど

注目トピックス 日本株
サイオステクノロジー<3744>は、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェア(OSS)の開発と利用を軸に、OS、サーバー、Webアプリケーション、クラウドコンピューティングに関わるソフトウェア製品とサービスの提供を行っている。直近では機械学習等の先進的な技術を取り入れた自社製品の開発に注力している。主力製品はシステム障害時のシステムダウンを回避するソフトウェア「LifeKeeper」や、MFP(複合機)向け文書管理ソフトなど。OSSの技術サポート体制では国内トップクラス。2015年4月に(株)キーポート・ソリューションズ(以下、KPS)、10月にProfit Cube(株)(以下、PCI)と、金融業界向けのシステム開発会社を相次いで子会社化し、事業領域を拡大している。


■決算動向
(1) 2016年12月期第3四半期累計決算の概要

2016年12月期第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比33.5%増の9,181百万円、営業利益が426百万円(前年同期は101百万円の損失)、EBITDAが559百万円(前年同期は51百万円の損失)と大幅増収増益となり、利益ベースでは通期の計画を上回るなど好調な決算となった。

主力製品である「LifeKeeper」やRed Hat, Inc.関連商品、MFP向けソフトウェアなどの好調により、同社単体の売上高が前年同期比13.8%増となったことに加えて、前期に子会社化したKPSやPCIの業績が上乗せ要因となった。KPSは前第2四半期、PCIは当第1四半期より連結業績に加算されている。また、海外売上高についても円高の進行があったものの、「LifeKeeper」を中心に前年同期比18.7%増の552百万円と好調に推移した。

営業利益は、人件費やのれん償却額の増加(+58百万円)があったものの、増収効果による売上総利益の増加でカバーした。なお、特別損失として子会社の不適切会計処理に関連した過年度決算訂正関連費用(139百万円)を計上したが、親会社株主に帰属する四半期純利益についても前年同期の139百万円の損失から160百万円の利益へと大幅改善している。

(2)事業セグメント別の動向

a)オープンシステム基盤事業
オープンシステム基盤事業の売上高は前年同期比13.6%増の4,746百万円、セグメント利益は145百万円(前年同期は118百万円の損失)となった。

主力製品である「LifeKeeper」が国内外のデータセンター事業者向けを中心に順調な増収となったほか、Red Hat, Inc.関連商品もマイナンバー制度の導入を契機としたシステム導入需要を官公庁、民間企業向けともに取り込めたことで好調に推移した。同様に、OSSのサポートサービスや関連商品も好調に売上を伸ばした。「SIOS iQ」については、8月に新バージョンをリリースし、機能の拡充を図っている。受注件数については国内外で着実に積み上がっているものと見られる。一方、利益面では増収効果やコスト削減効果により、前年同期比で264百万円の増益となった。

b)アプリケーション事業
アプリケーション事業の売上高は前年同期比64.2%増の4,435百万円、セグメント利益は280百万円(前年同期は17百万円の利益)と大幅増収増益となった。

売上高の増収要因の大半はKPS、PCIの子会社化によるものだが、既存事業であるMFP(複合機)向けソフトウェアも4月にリリースした「Quickスキャン4.1」が好評で順調な増収となった。同製品はe-文書対応機能(タイムスタンプ機能)を追加したもので、領収書や請求書等の電子化の進展を追い風に需要が増加している。KPSに関しては証券会社向け、また、PCIではネットバンキング向けの需要が好調だが、地方金融機関向けに関してはマイナス金利導入の影響で投資意欲にやや陰りが見えているようだ。利益面では、子会社の増加に伴う固定費増を増収効果で吸収し、大幅増益となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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