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カドカワ<9468>---中期ビジョンで2019年3月期の営業利益180億〜200億円を達成へ

注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEIマーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業調査レポート』2月6日放送において、カドカワ<9468>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

ご紹介するのは、証券コード<9468>東証1部上場のカドカワです。
カドカワ<9468>は、大手出版社のKADOKAWAと日本最大級の動画サービス「niconico」を運営するドワンゴが経営統合し、2014年10月に誕生したメガコンテンツ・パブリシャーであり、同時にデジタルコンテンツ・プラットフォーマーでもある総合メディア提供会社です。書籍・電子書籍、雑誌・広告、映像、動画サービス、モバイルコンテンツ配信、ゲームソフトウェアの企画・開発・販売、ネット上の学習サービスや専門学校の運営など幅広い事業を展開しています。

電子書籍・雑誌が好調に推移したほか、ライトノベルの復調、メディアミックス作品の好調持続、映画「君の名は。」関連書籍の販売好調を維持しています。

第2四半期累計期間の業績が想定を上回ったことを手掛かりに、2017年3月期の期初会社計画である売上高2,000億円、営業利益31億円、親会社株主に帰属する当期純利益17億5,000万円を、売上高で前期比0.5%増の2,020億円、営業利益で60億円、親会社株主に帰属する当期純利益40億円へ、売上高、利益ともに上方修正しています。

Webサービス事業ではスマートフォン向けの新サービスが2018年3月期にずれ込んだマイナス要因があるものの、順調に拡大しているニコニコチャンネルの月額有料会員の成長ペースが加速することや、niconicoの高画質化対応などリニューアルの効果が顕在化することが期待されます。出版事業では、KADOKAWAのワンカンパニー制による収益力の安定が継続すること、映像・ゲーム事業では、映画「君の名は。」のロングラン化による配給収入の上乗せに加えて、第3四半期(10月−12月)の「劇場版 艦これ」や、TV放映アニメ「文豪ストレイドッグス」などのメディアミックス作品による収益貢献が期待され、会社計画は保守的であると見られます。

カドカワは、中期ビジョンで2019年3月期の営業利益180億〜200億円を達成するという目標を打ち出しています。経営統合のシナジーが着実に進展していることを裏付ける事象も多く、新規事業の開始や既存事業の業態転換のための積極的な投資による効果が相まって、今後も成長ペースが加速することが期待されます。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
「フィスコ presents注目企業調査レポート」毎週月・木曜14:30〜14:45放送




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