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オンコリスバイオフォーマ<4588>は28日、大阪大学と次世代テロメライシンおよび次世代テロメスキャンの設計・作製を目的とした共同研究契約を締結したと発表した。

現在、同社は肝細胞がんやメラノーマを対象にしたテロメライシンの臨床試験に加えて、放射線を併用した食道がんPhase1臨床試験や他の治療法を併用した医師主導治験の開始準備を進めている。これら現世代テロメライシンの各種研究や臨床試験を通じて「遠隔効果」「放射線や免疫チェックポイント阻害剤との併用効果」および「がん特異的な免疫応答」などの特徴を確認している。

今回の共同研究契約で開発着手する次世代のテロメライシンでは、現在までに確認された特徴に加え、更なる免疫増強や簡易な投与の実現を目指し、特にがん細胞に標的分子を発現させる遺伝子を組み込んだ武装テロメライシンでは、併用するがん抗体の力価増強を図るとともに、増殖によるがん細胞融解から、抗がん作用の増強誘導を目指すとしている。

また、現世代テロメライシンにクラゲの発光遺伝子を組み入れ、血中循環がん細胞検出への応用を目指し研究開発を続けているテロメスキャンにおいては、次世代版で更なる高感度を実現させ、いち早い世界展開を目指すとしている。




＜TN＞