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デジタルアーツ---1Qは大幅増収増益、公共向け市場が成長をけん引

注目トピックス 日本株
デジタルアーツ<2326>は27日、2018年3月期第1四半期(2017年4月〜2017年6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比26.3%増の11.58億円、営業利益が同258.9%増の3.56億円、経常利益が同356.3%増の3.60億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が2.58億円となった。

企業向け市場の売上高は、前年同期比20.8%増の6.40億円となった。前期からの継続案件やセキュリティ対策が急務となっている顧客の案件を着実に獲得したことにより、主力製品である「i-FILTER」「m-FILTER」の販売が順調に推移した。また、戦略製品「FinalCode」については、テスト導入・スモールスタート的な位置づけの案件を中心に獲得が進んだ。加えて、前期に設立したデジタルアーツコンサルティングも、収益拡大に貢献した。

公共向け市場の売上高は、前年同期比43.1%増の4.24億円となった。総務省主導のセキュリティ強化に対する指針を受け、前期に活発化したセキュリティ対策向上に関する対応が継続しており、市区町村を中心に主力製品である「i-FILTER」「m-FILTER」の販売が拡大した。また、当該指針への対応を目的とした一連のセキュリティ強化を通じて、自治体を中心にセキュリティ意識が強まっており、より磐石な対策を求める自治体等に「FinalCode」の導入が進んだ。

家庭向け市場の売上高は、前年同期比3.3%増の0.92億円となった。携帯電話事業者やMVNO事業者等との連携、1つのシリアルIDで複数OSでの利用が可能な「i-フィルター(R) for マルチデバイス」の販売に注力した。

2018年3月通期の業績予想は、売上高が前期比10.7%増の56.00億円、営業利益が同9.6%増の20.00億円、経常利益が同10.4%増の20.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.2%増の12.40億円とする期初計画を据え置いている。




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