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サイネックス Research Memo(4):3事業部門で構成。現状では出版事業が収益の中核

注目トピックス 日本株
■会社概要

3. 事業の概要
サイネックス<2376>の事業は、出版事業、WEB・ソリューション事業、ロジスティクス事業の3部門から成っている。従来はプリントメディア事業、ITメディア事業、DM事業という構成だったが、2017年3月期から現在の形へと変更した。出版事業は紙媒体の事業で、具体的には地域行政情報誌『わが街事典』と地域別電話帳『テレパル50』の発行が主な内容となっている。WEB・ソリューション事業は『CityDO!』や『わが街とくさんネット』などの各種ポータルサイトの運営やEC事業を行っている。ロジスティクス事業は、DM(ダイレクトメール)発送代行業務とポスティング業務がその内容だ。業容としてはDM発送代行業務が圧倒的に大きい。

2017年3月期実績ベースの各事業部門の売上高構成は、出版事業が59.3%、WEB・ソリューション事業が22.3%、ロジスティクス事業が18.4%となっている。一方、セグメント営業利益は、出版事業が88.5%、WEB・ソリューション事業が2.6%、ロジスティクス事業が8.8%と、出版事業の占める割合が際立っている。全国の地方自治体に浸透するとともにビジネスモデルを確立した出版事業が収益の中核であり、WEB・ソリューション事業は将来のポテンシャルは非常に大きいものの、足元は育成中の事業も多いため収益貢献度ではまだこれからという状況だ。ロジスティクス事業は、収益性は低いが安定した事業となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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