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Eストアー Research Memo(4):2017年3月期は増収減益で同社の想定線で着地

注目トピックス 日本株
■業績の動向

● 2017年3月期決算の概要
Eストアー<4304>の2017年3月期決算は、売上高4,775百万円(前期比2.5%増)、営業利益407百万円(同35.2%減)、経常利益401百万円(同36.1%減)、当期純利益285百万円(同32.1%減)と、増収減益で着地した。

事前予想との対比では、売上高は5.1%(256百万円)の未達となったものの、営業利益以下は計画に対して大幅に上振れての着地となった。

同社の2017年3月期決算について弊社では、プラス、マイナス両面があるものの、全体としては同社の経営が目指す方向性に沿った内容だったとポジティブに評価している。

売上高の収入タイプ別内訳を見ると、同社が伸ばしたいフロウとマーケティングが順調に拡大する一方、減収を想定していたストックとメディアは想定どおりに減収となった。このように売上高の中身は同社の意図したとおりに変化が進んでいる(詳細は成長戦略の項で詳述)。一方、売上高の実額が計画に対して下振れたことはネガティブなポイントと言える。しかしこれは、営業利益以下が計画を上回ったことと密接に関連しているという側面がある。

利益について、同社は当初から減益を計画していた。理由はマーケティングの事業拡大に向けて人材の積極投資を敢行中であるためだ。当初は人件費の発生が先行し、売上高拡大という形での投資回収にはタイムラグが避けられないため“先行投資”となるが、それを甘受しないと前進がないという割り切りだ。

2017年3月期はこの人材採用が計画を下回ったもようだ。そのため人件費を中心に費用が想定を下回った結果、利益は計画を上回った。一方売上高の面でも、人的リソースの不足のためにマーケティングの需要の取り込みが想定を下回り、売上高の計画比未達につながったと弊社では推定している。前述のようにマーケティングの売上高は前期比32.3%増の787百万円と順調に伸長したが、同社の本音としては一気に1,000百万円の大台を狙っていたものと弊社ではみている。現実にそう期待するだけの潜在的ニーズがあるためだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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