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ザインエレクトロニクス---17年12月期は増収、中期経営戦略「J-SOAR」2年目は飛躍軌道への復帰を図る

注目トピックス 日本株
ザインエレクトロニクス<6769>は6日、2017年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比9.0%増の31.65億円、営業損失が4.90億円(前年同期は1.81億円の損失)、経常損失が5.24億円(同2.75億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が5.23億円(同3.03億円の損失)となった。

産業機器市場向け製品の出荷が計画を上回り堅調に推移した。同市場向けのビジネスは、前年同期比13.0%の増加となり、売上高の約7割を占めている。主に同社独自の高速情報伝送技術V-by-One(R)HSを搭載した高精細ゲーミングモニター向けの製品や、国内の事務機器市場向け製品のビジネスが前年同期を上回って推移した。一方、アミューズメント機器市場向け製品のビジネスは概ね前年同期と同水準で推移した。車載市場向け製品のビジネスでは、純正品向けの製品出荷が前年同期比で倍増となり、特に車載フルHDパネル等での製品適用が拡大した。同市場向けのビジネスは、前年同期比24.0%の増加となり、売上高全体の約1割を占めている。また、携帯電話を中心としたモバイル機器市場向け製品ビジネスでは、国内顧客向けの高解像度モデル対応製品の出荷が堅調に推移し、前年同期比19.0%の増加となったが、民生市場向け製品のビジネスでは前期比32.0%の減少となった。

2018年12月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比11.5%増の35.28億円、営業利益が0.11億円、経常利益が0.41億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.38億円を見込んでいる。
中期経営戦略「J-SOAR」の2年目となる次期においては、1年目に集中投入した研究開発投資を具体的成果に結びつけ、飛躍軌道への復帰を図るとともに、目標年度となる2019年に向けた量的な成果獲得と長期成長ビジネスへの足掛かりを築くことを目指すとしている。


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