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シノケングループ---18年12月期は9期連続で過去最高の売上高を達成

注目トピックス 日本株
シノケングループ<8909>は15日、2018年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比5.1%増の1,113.90億円、営業利益が同8.3%減の118.43億円、経常利益が同12.3%減の106.99億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.6%減の74.15億円となった。

不動産販売事業の売上高は前期比2.1%減の778.78億円となった。同社商品は駅近で利便性の高いデザイナーズ物件であるため、需要は底堅く推移したが、個人向け融資審査期間の長期化等の影響を受け、アパートの販売(引渡し)件数は前期比ほぼ横ばいの推移となった。利益面については、マンション販売において、前期には異例な土地のみの分譲取引を行ったこと、及びグループ内取引の見直しを行い、前期まで計上していたグループ内の子会社からの手数料収入を当期から無くしたこと等により、セグメント利益は同20.5%減の90.01億円となった。

不動産管理関連事業の売上高は前期比29.0%増の132.03億円となった。賃貸管理では、賃貸物件の入居率の維持・向上を目指し、広告活動やリーシング力を強化する等入居促進に努め、当年度末の賃貸管理戸数は33,197戸となった。また、マンション管理では、管理物件の資産価値の維持・向上およびサービスレベルの向上に努め、当年度末のマンション管理戸数は6,302戸となり、賃貸管理並びにマンション管理戸数ともに順調に増加した。利益面はグループ内取引の見直しを行い、前期まで計上していたグループ内の子会社への手数料支出を当期から無くしたこと等により、セグメント利益は同71.3%増の25.67億円となった。

ゼネコン事業の売上高は前期比24.5%増の168.54億円、セグメント利益は同6.3%増の15.45億円となった。新規受注増加に加え、受注済みの請負工事の進捗も順調に推移した。

エネルギー事業の売上高は前期比56.0%増の18.71億円、セグメント利益は同71.8%増の3.85億円となった。LPガスの小売販売では、当年度末において供給世帯数が32,899世帯、電力の小売販売では、契約が16,472件となり順調に増加した。

介護事業の売上高は前期比15.5%増の14.51億円、セグメント利益は同106.1%増の1.94億円となった。サービス付き高齢者向け住宅、通所介護(デイサービス)施設、認知症対応型グループホーム及び小規模多機能型居宅介護施設を主として保有・運営を行い、各施設の入居率の維持・向上を図るとともに、介護関連サービスの更なる充実に努めた。

2019年12月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比19.2%減の900.00億円、営業利益が同27.4%減の86.00億円、経常利益が同25.2%減の80.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.5%減の56.00億円を見込んでいる。



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