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クオールHD Research Memo(7):2つの事業会社の4つのサブセグメントのすべてで前期比増収を達成

注目トピックス 日本株
■クオールホールディングス<3034>の業績の動向

3. BPO事業の詳細動向
BPO事業の2019年3月期は売上高11,344百万円(前期比4.8%増)、営業利益1,366百万円(同1.9%増)と増収増益で着地した。

BPO事業における中核子会社であるアポプラスステーションは、売上高101.7億円(前期比5%増収)、営業利益14.3億円(同1%増)と増収増益を確保した。中核事業のCSO事業においては専門性の高いMRの育成に注力する一方、製薬企業への営業を強化した。それが奏功し、史上最多の契約企業数を維持しながら、MRの派遣契約数を順調に伸ばした。派遣紹介事業では人材獲得に向けてHPのリニューアルを行い、各職種のエントリー数増加につなげた。薬剤師派遣者数の増加によって派遣紹介事業も増収となった。CRO事業は受注増加を目指して営業強化に努め、増収を達成した。以上のように、アポプラスステーションは3つのサブセグメントがいずれも増収となり、セグメント全体の増収に寄与した。また、出版関連事業を営むメディカルクオールも前期比増収を達成した。

一方利益面では、CSO事業でMRの採用・育成費用が増加したほか、派遣紹介事業においても人材獲得費用等の高騰し、費用を押し上げた。その結果、営業利益率が低下し、セグメント営業利益の増益幅は前期比1.9%(25百万円)となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)



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