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ダイコク電 Research Memo(7):不透明な市場環境を踏まえ、2020年3月期の期初予想を据え置き

注目トピックス 日本株
■業績見通し

1. 2020年3月期の業績予想
2020年3月期の業績予想についてダイコク電機<6430>は、期初予想を据え置き、売上高を前期比9.1%増の34,000百万円、営業利益を同21.5%減の1,200百万円、経常利益を同28.5%減の1,250百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同36.7%減の800百万円と増収ながら減益を見込んでいる。

売上高は、引き続き「情報システム事業」が好調に推移する見通しである。特に、ホール経営の基盤となるAIホールコンピュータ「Χ(カイ)」への入れ替え(システムアップ)を進めることで、付加価値の高い新製品・サービスの導入に拍車をかけるとともに、顧客の囲い込みにつなげる方針である。また、「制御システム事業」についても、「新規則」機への移行に伴う不透明な状況が続くものの、「新規則」に適した魅力的な遊技機を創出し、新技術を活用した企画・製品提案をパチンコ遊技機全体に拡げていく方針に変わりはない。一方、利益面については、基幹システムなどの入れ替えや展示会の販売促進費のほか、AIホールコンピュータ「Χ(カイ)」のリリースに伴う減価償却費の発生等により減益を見込んでいる。

なお、上期業績が計画を上回ったにもかかわらず、通期業績予想を据え置いたのは、旧規則のパチスロ主力機種の認定切れ(撤去期限)を年末に控え、「新規則」機への置換えによる同社業績への影響(特に、パチンコ遊技機向け表示ユニットの販売など)が不透明であることや、「制御システム事業」の売上計上時期が第4四半期に集中していることから、期ずれとなる可能性をみていることが理由である。

通期業績予想の達成は、下期の業績が、売上高15,356百万円、営業損失102百万円に落ち込んでも可能となる。弊社では、第4四半期における不透明感は懸念されるものの、上期実績や足元の状況等を勘案すれば、通期業績予想の達成は十分可能であり、上振れる可能性(特に、利益面)にも注意が必要であるとみている。注目すべきは、これまでホールの稼ぎ頭となってきたパチスロ主力機種が撤去された後の業界の動きであり、それに伴う同社への影響をどう読み取るかが重要となる。業界の方向性を決定づける分水嶺となる可能性もあり、同社の成長シナリオを展望するうえでも重要な客観情勢として注視する必要があろう。

2. 2021年3月期業績の考え方
既述のとおり、2020年3月期第4四半期における業界の動向を見定める必要があるが、少なくとも2021年3月期の前半までは「新規則」機への移行に伴う不透明な状況が続く可能性が高いとみている。特に、2020年7月に予定されている東京オリンピック・パラリンピックの開催も業界にとってはネガティブな要因として捉える必要があろう。ただ、これから次々と旧規則機の撤去期限を迎え、「新規則」機への移行が進むにつれ、体力のある大手チェーンを中心として集客のための投資意欲が回復していくことが期待できるため、下期に向けていかに本格的な成長軌道に乗せていくのかが最大のポイントになるものとみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)




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