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GMOペパボ Research Memo(3):第3の柱となるハンドメイド事業も2019年に黒字化を達成(1)

注目トピックス 日本株
■事業概要

1. 事業セグメント
GMOペパボ<3633>が手掛ける事業は、レンタルサーバー「ロリポップ!」、ドメイン取得代行サービス「ムームードメイン」などのホスティング事業、ネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」、オリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」などのEC支援事業、ハンドメイドマーケット「minne」から成るハンドメイド事業、フリーランス向けファクタリングサービス「FREENANCE」の金融支援事業とその他の事業(ブログサービス「JUGEM」等)で構成されている。2020年12月期第2四半期累計の事業セグメント別売上構成比は、ホスティング事業43.1%、EC支援事業34.2%、ハンドメイド事業19.0%、金融支援事業1.2%、その他2.6%となっている。

(1) ホスティング事業
ホスティング事業は、Webサイトやホームページを開設するためのサーバーや各種機能、ドメイン等を提供し、各サービスの利用料を売上として計上するストック型のビジネスモデルとなる。主要サービスは以下のとおり。

a) ロリポップ!
インターネット初心者からヘビーユーザーまで幅広い層をターゲットとしたレンタルサーバーサービスで、同事業セグメントの売上高の約4割、利益の約6割を占める主力サービス。ハードルの高かったホスティングサービスを月額100円※からという低価格帯で提供したことで、個人向けレンタルサーバー市場を開拓する先駆者となった。簡単にホームページを作成できる豊富なマニュアルやレスポンスの早いカスタマーサービスに加えて、ホームページ作成のために必要なソフトウェアや各種ASPサービスも提供する。足元は様々な料金プランやオプションサービスを提供することで、個人事業主から中小企業まで顧客対象を広げている。

※月額基本料金プラン(税抜き)は、エコノミー(100円)、ライト(250円〜)、スタンダード(500円〜)、エンタープライズ(2,000円〜)の4プランに加えて、2019年9月よりハイスピードプラン(500円〜)の提供を開始している。


2018年4月に提供を開始した「ロリポップ!マネージドクラウド」は、独自開発したコンテナ型仮想化技術により、一時的なアクセス集中時でも高速かつ安定的な稼働を実現したサービスとなる。顧客ターゲットはWebサイトへのアクセスが集中し、閲覧不能となるリスクのあるユーザー(個人のクリエイターや中小企業等)で、料金プランは月額基本料金980円+従量課金制となっている。そのほか、高機能ホスティングサービス「ヘテムル」(月額800円〜)なども提供しており、これらを合わせた同社レンタルサーバーの2020年6月末の契約数は約43万件と国内トップシェア※となっている。

※「ロリポップ!」及び「ヘテムル」のユーザー数の合算数値。 「2020の日本でのウェブホスティングのマーケットシェア」 HostAdvice.com調べ(2020年8月6日時点)。


b) ムームードメイン
低価格のドメイン取得代行サービスで、ドメイン登録をオンライン上で簡単に行えることが特徴となっている。従来は、ドメイン取得までに申請書類の郵送など手続きに手間が掛かったが、同サービスの開始により個人によるドメイン取得が一気に広がり、2020年6月末の登録ドメイン数は120万件に上っている。同事業セグメントの売上高の5割弱、利益の約2割を占めている。代行サービスのため利益率は他のサービスよりも相対的に低い。また、コストは為替変動の影響を受けるため、状況に応じて為替予約を行っている。

(2) EC支援事業
EC支援事業では、EC(電子商取引)の運営を支援するネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」やオリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI」などを提供している。「カラーミーショップ」は月額固定利用料金が売上の大半を占めるストック型のビジネスモデルで、「SUZURI」は流通額に応じたフロー型のビジネスモデルとなる。サービスの概要は以下のとおり。

a) カラーミーショップ
「カラーミーショップ」は、ネットショップの運営初心者でもブログを作成する感覚で簡単かつ低料金で開店できることが特徴となっており、2005年のサービス開始以降、契約件数は2020年6月末で4.0万件となっており、月額有料プランで提供するサービス※としては国内最大手となっている。個人商店から大規模販売店まで幅広いニーズに応える豊富な機能を備えているほか、デザインを細かくカスタマイズすることが可能なため、自己表現の場としても活用されている。同事業セグメント売上高の約4割、利益の7割弱を占める主力サービスとなっている。

※月額基本料金プランは、834円〜、3,000円、7,223円(いずれも税抜き)と3つのプランを用意している。


b) SUZURI(スズリ)
自身で制作したイラストや写真の画像をサイトにアップロードするだけで、Tシャツ、マグカップ、スマートフォンケースなど様々なオリジナルグッズを作成・販売できるサービスで2014年4月より提供開始した。初期投資や在庫管理などのリスクがなく、アイテムの作成から配送(製作及び配送は外部委託)までを「SUZURI」で一貫してサポートするため、安心して作品の販売や購入ができる。製作コストに一定利益を上乗せした額が同社の売上高(クリエイターの仕入価格)となり、クリエイターは仕入価格に自身の利益を上乗せして販売価格を自由に設定できる。同社の売上総利益率はアイテムによって異なるが、おおよそ40〜60%の範囲で設定している。このため、同サービスは流通額にほぼ連動したフロー型のビジネスモデルとなり、流通額の拡大にともなって事業も急成長している。同事業セグメント売上高の5割弱、利益の3割弱を占め、2020年6月末の累積会員数は54万人(うち、クリエイターは約30万人)まで拡大している。

c) Canvath(キャンバス)
自身がデザインしたイラストや撮影した写真をアップロードするだけで、スマートフォンケースやマグカップ、Tシャツなどオリジナルグッズが作成できるサービスで、2018年4月に(株)ベーシックから事業譲受した。ネットショップオーナーやクリエイターが「Canvath」を利用することで、オリジナルグッズを1個から最安値で仕入れることができる。ネットショップを運営している場合には、オリジナルグッズがショップで売れた後に「Canvath」上で発注することで、在庫リスクなくショップを運営することが可能となる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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