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ウェーブロックHD Research Memo(10):2022年3月期は、既存事業ベースで増収増益となる見通し

注目トピックス 日本株
■今後の見通し

3. 2022年3月期の業績見通し
ウェーブロックホールディングス<7940>の2022年3月期の連結業績は、売上高で前期比30.3%減の20,400百万円、営業利益で同51.0%減の730百万円、経常利益で同27.9%減の1,030百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同69.0%減の740百万円となる見通し。減収減益見込みについてはインテリア事業譲渡の影響によるものであり、既存事業ベースでは売上高で同1.1%増、営業利益で同3.0%増となる。なお、原材料価格の指標となるナフサ価格が、期初想定の35,000円/kl(前期実績32,800円/kl)に対して実勢価格は48,000円/klと上昇しており、材料コストの上昇が懸念されるものの、2021年6月以降値上げ交渉を開始しており、今後の売価転嫁やコスト低減等により吸収していく方針だ。

(1) マテリアルソリューション事業
マテリアルソリューション事業の売上高は前期比1.0%増の163億円、営業利益は同13.1%減の10.8億円となる見通し。コロナ禍の影響一巡により、ビルディングソリューションが回復するほか、アグリソリューション、パッケージングソリューションでも前期比増加を見込んでいる。パッケージングソリューションについては、原材料コストとほぼ連動して売価が変動する取引先があるため、販売価格の上昇が増収要因となっている。一方、インダストリアルソリューションは前期比横ばい、リビングソリューションは減収を見込んでいる。これは、前期にコロナ禍で好調だった製品の反動減を想定していることによる。営業利益は、材料コストの上昇やプロダクトミックスの悪化が減益要因となる。

(2) アドバンストテクノロジー事業
アドバンストテクノロジー事業の売上高は前期比0.7%減の41億円、営業利益は同231.2%増の2.6億円と急回復する見込み。売上高については、拡散板が特需剥落により大きく落ち込むため伸び悩む格好となっているが、金属調加飾フィルム、PMMA/PC2層シート、医療分野は増収と主力製品についてはいずれも成長を見込んでおり、プロダクトミックスの改善が増益要因となる。また、PMMA/PC2層シートについては前期に計上したスマートフォン筐体向けの製品在庫及び材料の処分損がなくなることもあり、黒字化する見通しだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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