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フォーシーズ Research Memo(4):事業特性に合わせた施策を積極的に推進した結果、増収・各損失は大幅に改善

注目トピックス 日本株
■業績動向

1. 2021年9月期の業績概要
フォーシーズHD<3726>の2021年9月期連結業績については、売上高2,469百万円(前期比25.5%増)、営業損失148百万円(前期は397百万円の損失)、経常損失150百万円(同405百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失178百万円(同464百万円の損失)となった。

国内経済は、インバウンド需要は引き続き消失したままではあるものの、輸出・生産は中国向けを中心に増加傾向を維持しており、感染拡大防止策と経済活動の両立が図られ、個人消費に一部持ち直しの動きが見られた。しかしコロナ禍は未だ収束することなく、国内景気の先行きの不透明感が強まっている。このような状況の下で同社は、業績回復に向けて、各事業会社がそれぞれの特性に合わせた積極的な施策を推進した結果、増収となり各損失は大幅に改善した。なお、コロナ禍により訪日需要が消滅したことで2020年の化粧品出荷額は9年ぶりにマイナスになるなど、昨今の化粧品業界は苦戦を強いられているが、同社は海外販売及びEC販売の拡大強化が功を奏している。

2. セグメント別概要
(1) コミュニケーション・セールス事業
売上高は1,272百万円(前期比4.7%減)、セグメント損失は10百万円(前期は330百万円の損失)となった。引き続き損失を計上しているものの、第4四半期は単月黒字化を実現し、損失幅は大きく改善した。2021年9月期の施策として、引き続きWebプロモーション強化による新規顧客の獲得をベースとし、営業体制の再構築による新規顧客のリピーター化、定期顧客化、一定期間取引のない顧客への再販並びにクロスセルの推進による収益拡大を目指していたが、Webプロモーションにより獲得できた新規顧客の引き上げ率が予想を下回った。海外への販売チャネルの拡大については、認知拡大を目的に積極的にプロモーション活動を行っている。中国ではSNSサイト「RED」及び「Weibo」を展開し、短期間で約42,000人のフォロワー数を獲得した。一方、東南アジアではベトナムでスパークリングクリアパックの一般貿易をスタートし、タイのコスメショップで販売を開始するなど、販路の拡大を順調に進めていたものの、各国のコロナ禍による規制のため、追加商談が遅れた。

(2) 化粧品卸事業
売上高は546百万円(前期比6.5%減)、セグメント損失は49百万円(前期は35百万円の損失)となった。コロナ禍の影響は2021年9月期も引き続き継続すると予測していたが、インバウンド需要の消失による国内卸への影響は予測以上に大きく、損失幅が拡大した。2021年9月期の施策としては、広告宣伝・販売促進活動を強化し、新規顧客を掘り起こすことで国内卸販売の回復及びEC販売の伸長を目指しており、インスタグラマーやユーチューバーを積極的に活用し新たなピーリング市場へのアピール強化に注力した。しかしながら、ドラッグストアをはじめとした小売業界におけるコロナ禍の影響は根強く、国内卸売上は前期を大きく下回った。一方で、2020年9月期より取り掛かっている海外売上が好調に推移しており、中国国内での大イベントである「W11」「W12」「618」では「ナチュラルアクアジェル」をはじめ、新商品の薬用ピーリング「ホワイトクリアジェル」「エクストラオイルクレンジング」「スペシャルパウダーソープ」を受注するなど、前期を大きく上回る結果となった。

(3) 衛生コンサルティング事業
売上高は120百万円(前期比144.7%増)、セグメント損失は39百万円(前期は43百万円の損失)となった。2021年9月期の施策としては、大手企業との協業、代理店の拡大及びPR実施によって「空間除菌デバイスDevirusAC(デヴィルスエーシー)」の販売拡大を最優先に行った。また、亜塩素酸水「クロラス除菌ウォーター」の販路拡大が着実に進んでいることから、販売拡大に対応するために、希釈水製造工場を2020年12月に開設した。このほか、飲食店、食品工場向け衛生サービスの需要掘り起こしについては、福岡県中間市との連携協定締結及び実証実験を開始した。

(4) アロマ事業
2021年9月期第3四半期から追加となり、売上高は533百万円、セグメント損失は78百万円、「アロマブルーム」店舗は首都圏に37店舗(2021年9月末時点)となった。グループ間のシナジー効果を高めるための施策を積極的に行っており、関連子会社であるフェヴリナ及びCureの商品を「アロマブルーム」店舗で展開すると同時に、アロマ商品をコミュニケーション・セールス事業の顧客に対して販売開始した。しかしながら、2021年4月に発出した緊急事態宣言により5店舗が休業せざるを得ない状況となり、当初見込んでいた売上予測を下回る結果となった。

3. 財務状況
2021年9月期末の資産合計は、前期末比205百万円減の1,821百万円となった。流動資産は同176百万円減の1,450百万円となったが、主に現金及び預金が299百万円減少した一方で、商品及び製品が131百万円増加した。固定資産は同28百万円減の370百万円となったが、主に無形固定資産が139百万円減少した一方で、投資その他の資産が83百万円増加した。負債合計は同127百万円減の1,225百万円となった。流動負債は同57百万円減の782百万円となったが、主に短期借入金が100百万円減少した。固定負債は同69百万円減の442百万円となったが、主に長期借入金が82百万円減少、繰延税金負債が25百万円減少した一方で、資産除去債務が37百万円増加した。純資産合計は同78百万円減の595百万円となった。この結果、自己資本比率は32.2%(前期末は32.7%)となった。

2021年9月期末の現金及び現金同等物は770百万円となった。営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純損失、現損損失などにより106百万円の支出となったが、中期経営計画に基づき収益確保を目指すことでプラスに転じると弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)




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