12日の香港市場概況:反落、中国経済の先行き懸念で約1カ月ぶり22000割れ
[14/03/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
12日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反落となり、前日比367.66ポイント安(-1.65%)の21901.95で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同155.74ポイント安(-1.64%)の9364.52、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同51.94ポイント安(-1.26%)の4066.93だった。
ハンセン指数は終日軟調に推移。終値で2月11日以来、約1カ月ぶりに節目の22000を割り込んだ。中国経済の先行き懸念が相場の足かせに。中国では明日13日に鉱工業生産などの主要指標が発表されるが、これまでに発表された2月の指標が総じて弱かったことから、その内容には慎重な見方が強まっている。また、中国企業の債券デフォルト懸念やウクライナ情勢への警戒感もリスク回避ムードにつながり、幅広い銘柄に売りが広がった。
ハンセン指数の構成銘柄では、百麗国際(01880/HK)が9.37%安と売り込まれた。靴類の既存店売上高が減少に転じたことや、外資系証券の売り推奨が手掛かりとなった。また、国泰航空(00293/HK)が後場に下げ幅を広げ、2.41%安で終了。昼休み時間に発表した決算で、純利益は大幅増となったものの、予想を下回る規模にとどまった。
一方、値上がりは4銘柄にとどまった。前日に好決算を発表した中国旺旺(00151/HK)が2.11%続伸。また、増配方針を手掛かりに香港鉄路(00066/HK)が0.18%値を上げた。
その他の個別銘柄では、江西銅業(00358/HK)など非鉄金属株が大きく下げた。この日の上海銅先物が一時ストップ安水準まで売り込まれるなど、中国の景気懸念を背景とした非鉄相場の下落が嫌気された。半面、文化中国伝播(01060/HK)が185.94%高と急騰。中国の電子商取引大手アリババ・グループによる出資を発表したことが買い材料視された。
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