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25日の香港市場概況:3日ぶり反落、米国株安を受けて利益確定売り優勢に

注目トピックス 外国株

25日の香港市場では主要指数のハンセン指数が3営業日ぶり反落となり、前日比114.13ポイント安(-0.52%)の21732.32で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同4.10ポイント安(-0.04%)の9690.86、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同39.33ポイント安(-0.97%)の4005.45だった。

ハンセン指数は利益確定売り優勢に。米中の景況感指数の低下を受け、前日の米国市場が下落した流れを引き継いだ。ただ、中国の政策期待や四半期末のドレッシング期待から下値は限定的。昨日発表された中国の景況感指数が予想外の低下となったことを受け、中国政府が景気刺激策に踏み切るとの観測も一部で浮上している。また、この日の中国本土市場が底堅く推移したことも下支えとなり、指数は一時小高くなる場面もあった。

ハンセン指数の構成銘柄では、前日売り込まれた康師傅控股(00322/HK)が値ごろ感から2.21%反発。また、中国建設銀行(00939/HK)など本土系銀行株が続伸した。前日に続き優先株導入への期待感が買い手掛かりに。本日付のメディア報道では、同行ら国有銀行4社と上海浦東発展銀行が第1陣となり、1000億元規模を発行する見通しと伝わっている。

半面、恒安国際集団(01044/HK)が後場マイナス圏に沈み、1.22%安でこの日の取引を終えた。昼休み時間に発表した決算が市場予想を下回ったことが嫌気された。また、テンセント(00700/HK)が4.86%値を落とし、指数の下げを主導。前日の米国市場でハイテク銘柄が売られた流れが売り手掛かりとなった。

その他の個別銘柄では、マグナム・エンターテイメント(02080/HK)が19.74%安と急落した。2014年3月期に損失を計上する見通しを発表したことが弱気材料。半面、国薬控股(01099/HK)が2.17%上昇。堅調な決算や外資系証券による投資判断の引き上げが買い手掛かりとなった。



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