29日の香港市場概況:3日ぶり反発、通信株主導で引け際に上げ幅を拡大
[14/04/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
29日の香港市場では主要指数のハンセン指数が3営業日ぶりに反発。前日比1.45%(321.36ポイント)高の22453.89で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同1.15%(112.84ポイント)高の9882.94、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同2.06%(84.10ポイント)高の4168.20だった。
カジノ株やテンセント(00700/HK)が売られる中、ハンセン指数は総じて上値の重い値動きとなり、マイナス圏に沈む場面も見られた。ただ、大引けにかけて急速に動意付き、上げ幅を拡大。この日の上海市場の動き連れ高したほか、個別に材料の出た本土系通信株の中国聯通(00762/HK)と中国移動(00941/HK)が買われ、指数の上昇を主導した。また、指数は1カ月ぶりの安値水準にあるとあって、値ごろ感からの買い戻しも入りやすかった。
ハンセン指数の構成銘柄では、通信株が後場も買い進まれ、中国聯通(00762/HK)が6.44%高で引けた。来月にもFDD-LTE方式の事業免許が発給されるとの観測が浮上している。同方式は第4世代(4G)携帯電話における国際的な通信規格で、中国聯通と中国電信(00728/HK)が取得を目指している。同業の中国移動(00941/HK)も4.57%上昇した。
このほか、一部銘柄が大引け間際に切り返した。テンセントは0.20%上昇。朝方は米ネット関連株の下落が嫌気されたものの、その後は下げ渋る動きに。同社を巡っては、米映画会社ワーナー・ブラザーズとの提携観測が伝わっている。このほか、中国石油化工(00386/HK)は0.29%高。決算の下振れを受けて売られていたが、全体相場の流れに連れ高した。
一方、カジノセクターは終日売りが継続した。うち銀河娯楽(00027/HK)は4.59%安で終了。マカオでは最近、カジノにVIP客を紹介するジャンケット(仲介業者)を巡る不祥事が多発しており、これが投資家心理に影響している。ジャンケット大手、海王国際集団(00070/HK)の関係者がマネーロンダリング関与の疑いで逮捕されたと伝わっている。
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カジノ株やテンセント(00700/HK)が売られる中、ハンセン指数は総じて上値の重い値動きとなり、マイナス圏に沈む場面も見られた。ただ、大引けにかけて急速に動意付き、上げ幅を拡大。この日の上海市場の動き連れ高したほか、個別に材料の出た本土系通信株の中国聯通(00762/HK)と中国移動(00941/HK)が買われ、指数の上昇を主導した。また、指数は1カ月ぶりの安値水準にあるとあって、値ごろ感からの買い戻しも入りやすかった。
ハンセン指数の構成銘柄では、通信株が後場も買い進まれ、中国聯通(00762/HK)が6.44%高で引けた。来月にもFDD-LTE方式の事業免許が発給されるとの観測が浮上している。同方式は第4世代(4G)携帯電話における国際的な通信規格で、中国聯通と中国電信(00728/HK)が取得を目指している。同業の中国移動(00941/HK)も4.57%上昇した。
このほか、一部銘柄が大引け間際に切り返した。テンセントは0.20%上昇。朝方は米ネット関連株の下落が嫌気されたものの、その後は下げ渋る動きに。同社を巡っては、米映画会社ワーナー・ブラザーズとの提携観測が伝わっている。このほか、中国石油化工(00386/HK)は0.29%高。決算の下振れを受けて売られていたが、全体相場の流れに連れ高した。
一方、カジノセクターは終日売りが継続した。うち銀河娯楽(00027/HK)は4.59%安で終了。マカオでは最近、カジノにVIP客を紹介するジャンケット(仲介業者)を巡る不祥事が多発しており、これが投資家心理に影響している。ジャンケット大手、海王国際集団(00070/HK)の関係者がマネーロンダリング関与の疑いで逮捕されたと伝わっている。
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