11日の香港市場概況:小反落、欧州信用不安も本土株高が下支え
[14/07/11]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
11日の香港市場では主要指数のハンセン指数が小反落となり、前日比5.54ポイント安(-0.02%)の23233.45で取引を終えた。一方、H株指数(本土企業株で構成)は同11.48ポイント高(+0.11%)の10379.61、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同0.95ポイント高(+0.02%)の4442.65と続伸した。
ハンセン指数は小幅なレンジながらも上下に振れる不安定な値動きを見せた。ポルトガル最大手行の経営不安や、これを受けた前日の欧米株安が警戒材料。また、前日までに発表された中国の経済指標が総じて弱かったことで、来週明らかとなる4-6月期の国内総生産(GDP)への慎重な見方も強まった。一方、この日の中国本土株が上昇したことは下支え要因に。本土系銘柄を中心に下値では買い戻す動きも見られた。
ハンセン指数の構成銘柄では、スペインの銀行不安を受け、HSBC(00005/HK)が0.38%値を落とし、相場の重しとなった。また、石炭価格の下落を手掛かりに足元で上昇していた華潤電力控股(00836/HK)が3.93%安と大幅に反落した。
半面、AIAグループ(01299/HK)が0.38%上昇。近く発表予定の中間決算に対する期待感が強まった。このほか、レノボ(00992/HK)が2.08%値を上げた。米調査会社IDCのデータによれば、同社の4-6月期のパソコン世界シェアは19.6%に拡大し、6四半期連続で首位の座を維持した。
ハンセン銘柄以外では、大幅増益見通しを発表した海通国際証券(00665/HK)が2.40%上昇した半面、赤字転落予想を明らかにした上海石油化工(00338/HK)が3.08%下落。このほか、外資系証券による投資判断の引き上げを受け、江西銅業(00358/HK)が4.08%の大幅高となった。
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