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【ブラジル】ボベスパ指数　54785.93　+0.35％
11日のブラジル市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比193.18ポイント高（+0.35％）の54785.93で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは52、値下がり16、変わらず2と買いが優勢。素材を除くすべてのセクターが上昇し、中でも通信や石油・ガスに買いが集中した。

朝方は軟調な展開を示したが、その後はプラス圏で推移した。通信大手オイの急騰が指数の上昇に寄与。合併先となるポルトガルの電話会社ポルトガル・テレコムの子会社が、一部の短期債務を支払えなくなったことについて、ポルトガル・テレコムがより良い合併条件を提出するとの観測が支援材料となった。HSBCは最新リポートで、オイが今回の件で、もっと有利な合併条件を受けられると予測した。

【ロシア】MICEX指数　1499.82　+0.33％
11日のロシア市場は3日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比4.90ポイント高（+0.33％）の1499.82で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは27、値下がり23と買いが優勢となった。

前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。ルクオイル（LKOH）など大型銘柄の配当狙いの買いが継続。ルクオイルの権利確定日は7月14日となる。また、小売関連の買いが継続したことも指数をサポート。大手マグニト（MGNT）の好調な月次統計が引き続き支援材料となった。

【インド】SENSEX指数　25024.35　-1.37％
11日のインドSENSEX指数は4営業日続落。朝方は堅調な値動きを示したが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。10日に発表された政府予算に大きなサプライズがなく、材料出尽くし感から売りが継続した。財務省は、2014年度（15年3月まで1年間）の国内総生産（GDP）に占める財政赤字の割合を4.1％以下に抑えると発表。14年の財政支出について、2月に提出された予算額を3.5％上回り、5兆7500億ルピー（約9兆7175億円）にする方針を示した。

【中国本土】上海総合指数　2046.96　+0.42％
11日の上海総合指数は3営業日ぶりに反発。外部環境の悪化を受けて軟調なスタートとなったものの、ほどなくプラス圏に切り返した。中国政府が近く国有企業改革の第1陣リストを発表するとの報道に加え、株式市場への資金流入観測が支援材料となった。ただ、前日までに発表された中国の経済指標が総じて弱い内容となったことは引き続き上値を抑える要因に。翌週16日に発表される4-6月期の国内総生産（GDP）を見極めたいとの思惑が強まった。



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