概況からBRICsを知ろう〜ブラジル市場は4営業日続伸、資本財を除くすべてのセクターが上昇
[14/07/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 55973.61 +0.41%
15日のブラジル市場は4営業日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比229.63ポイント高(+0.41%)の55973.61で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは36、値下がり32、変わらず2と買いが優勢。資本財を除くすべてのセクターが上昇し、中でも素材や石油・ガスに買いが集中した。
前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に上げ幅を拡大させた。10月の大統領選挙に関する最新世論調査が16日に発表される予定。FIFAワールドカップ(W杯)でのブラジルの惨敗を受け、ルセフ政権の支持率が低下するとの観測が引き続き支援材料となった。なお、ルセフ大統領の任期中の平均経済成長率は過去24年で最低となる見通しで、政権交代が市場にとって好都合だ。
【ロシア】MICEX指数 1475.77 -0.52%
15日のロシア市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比7.64ポイント安(-0.52%)の1475.77で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは21、値下がり29と売りが優勢となった。
後半にいったんプラス圏を回復したが、終盤に再び売りに押された。ウクライナ東部における親露反政府勢力と政府軍の対立をめぐり、平和交渉に大きな前進がみられなかった。これを受け、米国が欧州政府に対して追加の対露制裁を実施するよう要請したと報じられた。追加制裁は16日にも決定される見通し。ただ、市場関係者は、ロシアからのエネルギー輸入など欧州側の事情もあり、強力な制裁の追加が想定しにくいと指摘した。
【インド】SENSEX指数 25228.65 +0.89%
15日のインドSENSEX指数は6営業日ぶり反発。連日の下落で値ごろ感が強まり、幅広い銘柄に買い戻しが広がった。また、7月の消費者物価指数(CPI)上昇率(前年同月比)が前月の8.28%から7.31%まで鈍化し、30カ月ぶりの低水準を記録したことも支援材料。エコノミストは、インフレ率の大幅鈍化が金融緩和政策の実施に余地を与えていると評価した。加えて、インド準備銀行(中央銀行、RBI)が外資投資規制を緩和したことも好感された。
【中国本土】上海総合指数 2070.36 +0.18%
15日の上海総合指数は3営業日続伸。総じてこう着感の強い展開に。国有企業改革の第1陣リストが近く明らかにされるとの観測に加え、取引時間中に発表された6月の金融統計が堅調な着地となったことが支援材料。一方、中国当局は前日、新規株式公開(IPO)再開後の第2陣として12社の上場を承認。来週には公募が集中すると報じられ、流動性の低下が警戒された。また、翌16日に4-6月期の国内総生産(GDP)が発表されることから、様子見気分も強まった。
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