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【ブラジル】ボベスパ指数　55637.51　-0.14％
17日のブラジル市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前日比79.85ポイント安（-0.14％）の55637.51で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは29、値下がり40、変わらず1と売りが優勢。セクター別では、素材や消費者サービスが売られた半面、石油・ガスや消費財が高い。

前半は下値を模索する展開もあったが、その後は買い戻された。通信大手オイ（OIBR4）の急落が指数の足かせに。格付け会社フィッチ・レーティングスは最新リポートで、同社の信用格付けをジャンク級（投機的水準）に引き下げたことが嫌気された。合併先となるポルトガル・テレコムの子会社が事実上デフォルト（債務不履行）状態に陥っていることが格下げの理由として挙げられた。また、クレディ・スイスもオイの投資判断を「中立」に引き下げた。

【ロシア】MICEX指数　1440.63　-2.31％
17日のロシア市場は大幅に4日続落。主要指標のMICEX指数は前日比34.09ポイント安（-2.31％）の1440.63で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは4、値下がり46と売りが優勢となった。

横ばいで寄り付いた後は下げ幅を急速に拡大させ、引けまで安値圏でもみ合った。欧米政府がロシアに対して追加制裁を決定したことが嫌気された。米政府は17日、資源大手ロスネフチ（ROSN）と天然ガス大手ノバテック（NVTK）による米国内での長期資金調達を禁止するほか、ロシアの国営銀行ガスプロムバンクとロシア開発対外経済銀行なども制裁リストに追加した。

【インド】SENSEX指数　25561.16　+0.04％
17日のインドSENSEX指数は小幅に3営業日続伸。降水不足懸念がやや後退していることが支援材料。気象当局は16日、連続の大雨を受け、全体の降水不足が2日前に発表した43％から36％に低下したと発表した。また、モディ首相の就任1カ月余りで経済指標や消費動向の改善が鮮明化していることも好感された。貿易当局は16日、6月の輸出額が264億米ドル（約2兆6822億円）となり、前年同月比で10.22％増加したと発表している。

【中国本土】上海総合指数　2055.59　-0.57％
17日の上海総合指数は続落。終日マイナス圏で推移。先月再開された新規株式公開（IPO）について、第2陣の公募が来週集中して行われることが警戒材料となった。第1陣のIPOが人気化したことから、第2陣への申込総額は6000億-8000億元に達するとの試算も出ており、流動性の低下が懸念された。ただ、前日発表されたGDPを受けて景気減速に歯止めがかかったとの見方も強まる中、売り急ぐ動きは見られず。大引けにかけては下げ幅を縮めた。



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