28日の香港市場概況:5日続伸、本土株高など追い風に3年8カ月ぶり高値
[14/07/28]
提供元:株式会社フィスコ
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28日の香港市場では主要指数のハンセン指数が5営業日続伸となり、前営業日比212.62ポイント高(+0.88%)の24428.63で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同79.38ポイント高(+0.73%)の11072.62、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同22.97ポイント高(+0.49%)の4686.37だった。
ハンセン指数は朝方から買いが先行し、一時は24500ptに乗せる場面も。終値ベースでは、2010年11月11日以来、約3年8カ月ぶりの高値を付けた。中国経済の見通しが改善していることや、資金流入期待が支援材料。4月に解禁が発表された上海と香港間の株式相互取引について、10月13日に正式スタートとなる見通しが伝わった。また、香港ドル相場の上昇を受け、当局が先週末に再び為替介入を行ったと報じられた。
ハンセン指数の構成銘柄では、交通銀行(03328/HK)が6.22%上昇。民間資本の受け入れなどを進める「混合所有制改革」の実施に向け、申請を提出済みと伝わった。交通銀行はすでにHSBC(00005/HK)の出資を受け入れているが、新たに株主を呼び込む可能性があると指摘されている。このほか、民営銀行の設立認可を取得したテンセント(00700/HK)が3.20%高。
このほか、香港証券取引所(00388/HK)は3.43%値を上げた。香港株相場の地合い改善を受け、収益拡大期待が浮上。外資系証券による目標株価の引き上げも好感された。半面、先週堅調だった石油株が下落。中国石油化工(00386/HK)、中国石油天然気(00857/HK)がそれぞれ1.18%、1.29%値下がりした。
ハンセン銘柄以外では、東北電気発展(00042/HK)が5.03%上げるなど、AH価格差の大きい銘柄が大幅高。上海・香港間の株式相互取引のスタートによる資金流入への期待感が再燃した。半面、長城汽車(02333/HK)など自動車セクターの一角が安い。当局の調査を受け、独フォルクスワーゲン傘下のアウディが、中国での予備部品価格を引き下げると発表した。
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