概況からBRICsを知ろう〜インド株式市場は反落、弱い経済指標が圧迫材料
[14/09/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 57948.76 +1.79%
15日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1020.95ポイント高(+1.79%)の57948.76で取引を終えた。寄り直後に安値56851.76をつけ、高値引けとなった。指数構成銘柄での値上がりは52、値下がりは12、変わらず5であった。
引き続き大統領選挙の成り行きが材料となっており、今週公表される予定の世論調査ではシルバ候補の支持率が上昇しているとの噂に、政権交代による経済再生への期待が再燃し、買いが優勢になったもよう(Vox Populiの世論調査は15日発表の予定)。
【ロシア】MICEX指数 1454.19 -0.30%
15日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比4.33ポイント安(-0.30%)の1454.19で取引を終了した。指数構成銘柄での値上がりは16、値下がりは34であった。
前週末終値(1458.52)水準で寄り付き、高値1466.42をつけた後は、欧州連合(EU)と米国の対ロシア追加制裁発動により、ロシアからの資本逃避の動きが強まり、通貨ルーブル安が進むとの懸念などから売りが優勢となり、一時1441.34まで下落した。北海ブレントが一時2年2カ月ぶり安値をつけたことや、ロシアの8月の鉱工業生産が前年比ゼロまで鈍化したことも重しとなった。通貨ルーブルは、対米ドルで38.4322レベルまで下落した。
【インド】SENSEX指数 26816.56 -0.90%
15日のインドSENSEX指数は反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比0.90%(244.48ポイント)安の26816.56、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.78%(63.50ポイント)安の8042.00で取引を終えた。小幅安で寄り付いた後は下げ幅を急速に拡大させ、その後は安値圏でもみ合った。弱い経済指標が圧迫材料。統計局は12日、7月の鉱工業生産が前年同月比で0.5%増加し、前月の増加率3.9%(改定値)を下回ったと発表した。市場予想は1.8%だった。また、8月の消費者物価指数(CPI)上昇率(前年同月比)は7.80%となり、引き続き高水準を維持しているため、利下げ期待が大きく後退した。外部環境では、中国の経済指標が弱含んだことなどが指数の足かせになった。
【中国本土】上海総合指数 2339.14 +0.31%
週明け15日の上海総合指数は上昇。主要指標の上海総合指数は、前営業日比7.19ポイント(0.31%)高の2339.14ポイントと続伸した。約1年半ぶりの高値水準を切り上げている。上海A株指数は7.50ポイント(0.31%)高の2448.77ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.53ポイント(0.58%)高の263.82ポイント、深センB株指数が3.16ポイント(0.33%)高の976.36ポイントで引けた。朝安の後に買われる流れ。先週末に公表された経済指標の低下を嫌気した売りが先行したものの、下値は固く、中盤からプラスに転じた。政策期待が相場を支える。直近で明らかにされた経済指標が総じて弱いため、中国人民銀行(中央銀行)が景気の下支えに向けて「小型の刺激策」を継続する??との見方を人民銀・金融政策委員会の委員である陳雨露氏がコメントした。
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