概況からBRICsを知ろう〜中国本土市場は下落、中盤から売りが優勢に
[14/09/17]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 59114.66 +2.01%
16日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1165.90ポイント高(+2.01%)の59114.66で取引を終えた。57946.15から一時60242.79まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは53、値下がりは15、変わらず1であった。今週公表される大統領選に関する世論調査で、シルバ候補の支持率が上昇、または、ルセフ大統領の支持率が低下するとの観測から、政権交代による経済再生への期待で買いが続いているもよう。15日の市場終了後に公表されたVox Populiの調査では、決選投票でのシルバ候補の支持率は42%、ルセフ大統領は41%で(許容誤差2.2%)、前回に続き実質的に対等の立場だった。16日は、IBOPEとEstado de Sao Paulo紙の調査が公表される見通し。
【ロシア】MICEX指数 1477.31 +1.59%
16日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比23.12ポイント高(+1.59%)の1477.31で取引を終了した。前日終値(1454.19)付近で寄り付いた後は、1451.21を安値に、一時1483.60まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは45、値下がりは5であった。ロシアのモイセイエフ財務次官が、「財務省とロシア中銀は、欧州連合(EU)と米国の制裁措置を受けて、長期資金調達が困難になっている銀行セクターの支援を検討中」と表明したことが、買いのきっかけになった。また、ウクライナ議会が東部地域に特別な地位(3年間の自治権)を与える法案を可決したことも、好感されたもよう。
【インド】SENSEX指数 26492.51 -1.21%
16日のインドSENSEX指数は続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比1.21%(324.05ポイント)安の26492.51、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.36%(109.10ポイント)安の7932.90で取引を終えた。前半は狭いレンジでもみ合ったが、後半から下げ幅をじりじりと拡大させた。この日から2日間にわたって米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるため、利益確定売りが先行したもようだ。また、中国や欧州の株式市場が軟調だったことも売りを誘った。
【中国本土】上海総合指数 2296.56 -1.82%
16日の上海総合指数は下落。主要指標の上海総合指数は、前日比42.58ポイント(1.82%)安の2296.56ポイントと3日ぶりに反落した。もみ合いのなか下げる展開。政策期待などで買われる場面がみられたものの、中盤から売りが優勢になる。指数は前日まで連日で年初来高値を更新するなど、短期的な過熱感が強まった。中国人民銀行(中央銀行)の金融引き締めスタンスも重し。人民銀は16日、定例の公開市場操作(原則として火曜と木曜)でレポ取引を実施し、市中から150億人民元を吸収した。資金吸収は7月29日に再開して以来15回連続。先週はレポの期日到来分との差し引きで、5週ぶりに資金吸収超になっていた。
<FA>










SEO関連




