26日の香港市場概況:下落、海外動向の不透明感を嫌気
[14/09/26]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
26日の香港市場は下落。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比89.72ポイント安(-0.38%)の23678.41ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が55.80ポイント安(-0.52%)の10584.29ポイントとそろって続落した。売買代金は667億9200万香港ドルに縮小している(25日は808億3500万香港ドル)。
海外動向の不透明感が重し。ウクライナや中東の情勢が混迷化するなか、昨夜の米株市場が急落した流れを継いだ。各国で弱い経済指標の発表が相次いだことを背景に、世界景気の先行きも不安視されている。また、香港の次期行政長官選挙を巡り、中国政府が民主派候補を事実上排除する方針を示す中、域内で大規模デモが繰り返されていることも逆風だ。もっとも、下値を叩く動きはみられない。指数は約2カ月ぶりの安値水準にあるため、値ごろ感に着目した買いも散見された。
ハンセン指数の構成銘柄では、消費関連の銘柄が安い。婦人靴小売チェーン中国最大手の百麗国際HD(1880/HK)が3.2%、米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)が2.0%、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が1.8%ずつ下落した。国慶節連休(10月1〜7日)に絡んだ商戦が今年は低迷するとの観測が流れている。
指数以外の商業関連株も軒並み安。スーパーの北京京客隆(814/HK)が2.7%安、聯華超市(980/HK)が2.6%安、百貨店の百盛商業集団(3368/HK)が2.9%安、金鷹商貿集団(3308/HK)が2.2%安と値を下げた。
半面、カジノ関連株は逆行高。本土連休中のマカオ訪問客が減少するとの不安はあるものの、直近の下げが急ピッチだったため、値ごろ感が着目された。個別では、銀河娯楽集団(27/HK)が3.6%高、金沙中国(1928/HK)が2.8%高と上げが目立つ。
<KO>









SEO関連




