概況からBRICsを知ろう〜インド市場は4日ぶりに反発、連日の下落で値ごろ感が強まる
[14/09/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 57212.38 +2.23%
26日のブラジル株式市場は大幅反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1250.30ポイント高(+2.23%)の57212.38で取引を終えた。寄り後まもなくつけた55946.01を安値に、一時57488.78まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは53、値下がりは16であった。
25日(木)の取引終了後に公表された大統領選に関する最新の世論調査で(Carta Capital誌が依頼、Vox Populi社が23-24日に実施)、決選投票でのルセフ大統領の支持率が42%(前回46%)、シルバ候補が41%(同39%)となった(許容誤差2.2%)。ルセフ大統領が後退する一方、シルバ候補が上乗せしたことで、政権交代による経済再生への期待が再浮上した。
【ロシア】MICEX指数 1434.20 -0.13%
26日のロシア株式市場は小幅続落。主要指標のMICEX指数は前日比1.85ポイント安(-0.13%)の1434.20で取引を終了した。1424.43まで下げた後、1440.84まで上昇していたが、再び下落に転じた。指数構成銘柄での値上がりは23、値下がりは26、変わらず1であった。
ロシア検察当局がシステマの石油部門の経営権を奪還しようとしているとの見方から、経済への政府の影響力が強まるのではないかとの懸念が広がり、売りになったもよう。ロシア通貨ルーブルも、対米ドルで39.1953レベルまで下落した。ただ、「ロシアとウクライナが、暫定的なガス価格で仮合意。来週早々に最終合意の期待」と伝えられ、天然ガス大手のガスプロム(GAZP)が上昇に転じたことで、MICEX指数の下落幅は縮小した。
【インド】SENSEX指数 26626.32 +0.60%
26日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比157.96ポイント高(+0.60%)の26626.32、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.72%(57.00ポイント)高の7968.85で取引を終えた。弱含みの展開が続いた後は終盤に買い戻された。連日の下落で値ごろ感が強まり、幅広い銘柄に買い戻しが広がった。また、中国との緊張関係が緩和していることが支援材料。ラダック国境の領有権をめぐる中国との対立について、両国が9月30日まで駐留軍を完全に撤退させることで合意したと発表された。
【中国本土】上海総合指数 2347.72 +0.11%
26日の中国本土市場は上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比2.61ポイント(0.11%)高の2347.72ポイントと小幅ながら4日続伸した。年初来高値を連日で更新し、約1年半ぶりの高水準に達している。もみ合いのなか買われる流れ。ここのところの上昇で短期的な過熱感はあるものの、根強い政策期待が相場を支えた。共産党第18期中央委員会第4回全体会議(四中全会)が来月開かれるため、景気テコ入れ策の思惑が強まっている。また、上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)のスタートを10月に控え、資金流入の期待も続いた。
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