7日の香港市場概況:香港ハンセン指数は上昇、中国の政策期待が支援材料に
[15/01/07]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
7日の香港市場は上昇。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比195.85ポイント高(+0.83%)の23681.26ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が0.23ポイント高(+0.00%)の11991.02ポイントと揃って3日ぶり反発した。売買代金は1026億1400万香港ドル(6日は1147億4500万香港ドル)。
朝安の後に買われる流れ。昨夜の米国株安を嫌気して売りが先行したものの、下値は固く、ハンセン指数は中盤からプラスに転じた(H株指数は一進一退の後、引け際にプラス圏に浮上)。中国の政策期待が支えとなった。
「中国政府は今年、インフラ建設投資に総額7兆人民元(約134兆円)相当を投入する計画」と前日伝えられたことに加え、本日は、アジア地域のインフラ整備や経済交流を進める「一帯一路(シルクロード経済帯と海上シルクロードの道)」構想の実現に向け、中国政府は現在、具体的な計画案の策定を進めていると報じられた。また、本土株が上げ幅を広げて取引を終えたことも追い風になった。
ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノ関連が高い。銀河娯楽集団(27/HK)が4.5%、金沙中国(1928/HK)が3.1%ずつ上昇している。両社株は昨日、揃って昨年来安値を更新した。時価総額の大きい通信やネット株も買われた。中国インターネットサービス大手の騰訊HD(700/HK)が3.7%高、通信キャリア最大手の中国移動(941/HK)が3.4%高で引けた。テンセント株は昨年後半にさえない値動きを強いられていたが、ブローカー各社が相次いで強気な見通しを発表する中、年初から連日で上昇している。
原子力発電の関連銘柄も物色された。発電設備のハルビン電気(1133/HK)が9.2%高、上海電気集団(2727/HK)が4.7%高、東方電気(1072/HK)が3.4%高、ウラン輸入などの中広核鉱業(1164/HK)が2.7%高と買い進まれた。中国の李克強・首相が6日、電力設計研究院を視察し、「原子力発電設備の輸出を奨励する」と発言したことが刺激材料となっている。
【亜州IR】
<KO>










SEO関連




