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27日の香港市場概況:香港ハンセン指数は小幅安、香港系不動産株がの下げが目立つ

注目トピックス 外国株

27日の香港市場は小幅安。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比78.77ポイント安(-0.32%)の24823.29ポイントと3日ぶり、本土企業株で構成されるH株指数が41.90ポイント安(-0.34%)の12185.85ポイントと4日ぶりにそれぞれ反落した。売買代金は765億5400万香港ドル(26日は827億2400万香港ドル)。

2月の製造業PMI(中国国家統計局などが集計)公表を3月1日に控えて、様子見ムードが強まった。先行して発表された2月のHSBC中国製造業PMI(速報値)については、景況判断の分かれ目となる50を3カ月ぶりに上回ったものの、一部のアナリストが「PMIの上昇は春節連休前の駆け込み需要によるところが大きい」と指摘するなど、景況感の本格回復に疑念を示す向きもあった。

ハンセン指数の構成銘柄では、香港系不動産株がの下げが目立つ。九龍倉集団(4/HK)が2.9%安、新鴻基地産発展(16/HK)と恒基兆業地産(12/HK)が揃って1.6%安で引けた。時価総額上位の本土系銀行株もさえない。消費関連株も売られた。米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)が2.3%安、即席めん・飲料大手の康師傅HD(322/HK)が1.2%安、食品・飲料メーカーの統一企業中国HD(220/HK)が1.1%安、食用油メーカーの中国糧油HD(606/HK)が2.8%安と値を下げた。

半面、マカオのカジノ関連株は高い。金沙中国(1928/HK)が2.3%、銀河娯楽集団(27/HK)が2.2%ずつ値を上げた。マカオ社会文化司の譚俊栄・司長は26日、中国本土からの個人旅行客の受け入れについて、人数面での規制は実施しないとする方針を示したことが好感されている。観光客の数を制限する何らかの措置が実施されるとの観測を嫌気して、カジノ株は直近で値を崩していた。

【亜州IR】



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