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国美電器HD(493/HK)の創業者で筆頭株主の黄光裕氏が年内にも出所する見通しだ。
2010年に贈賄罪などで懲役14年の判決を受け、現在も服役中だが、減刑または仮釈放
される可能性があるという。市場関係者の間では、獄中にあっても同社に大きな影響
力を持っていた黄氏が復帰した場合、国美の経営にプラスの変化をもたらすとの見方
が浮上。ここ数年は市場競争の激化で苦戦を強いられていた国美だが、「カリスマ経
営者」と呼ばれた黄氏のもと、経営のテコ入れが進むのでは??との期待が浮上して
いるという。地元メディアが11日伝えた。
2006-08年まで小売チェーン企業上位100社のトップを占めていた国美だが、2009
年に初めて蘇寧雲商(002024/SZ)に追い抜かれて以降、2013年まで2-3位の座に甘んじ
てきた。特に黄氏が入所してから現在までの数年間は、中国で電子商取引（Eコマー
ス）が急成長した時期に当たり、オンライン通販会社との競争が激化した。その大切
な時期に国美は、獄中の黄氏と当時の経営陣による内輪もめが長期化。明確な経営戦
略が打ち出せないまま、「成長のタイミングを逃した」と指摘されている。
なお、国美側は黄氏出所の報道に関し、コメントを差し控えている。

【亜州IR】



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