概況からBRICsを知ろう〜ロシア株式市場は続落、輸出関連企業の収益が圧迫されるとの懸念
[15/05/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 56372.04 -0.74%
13日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比420.01ポイント安(-0.74%)の56372.04で取引を終えた。56899.73から56199.12まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは21、値下がりは44、変わらず1であった。
鉱山大手のヴァーレ(VALE3)が株安となったことが、ボベスパ指数を圧迫したとの見方。格付け会社ムーディーズが、鉄鉱石の市況低迷が続くなか、ヴァーレの見通しについて懸念含みの見解を示したといわれている。また、豪金融大手マッコーリーもヴァーレ株に関する推奨を後退させたもよう。
【ロシア】MICEX指数 1682.26 -1.31%
13日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比22.36ポイント安(-1.31%)の1682.26で取引を終了した。1707.91から1681.14まで下落した。
通貨ルーブル高を受けて(対米ドルで一時48.8336レベルに上昇)、ロシア輸出関連企業の収益が圧迫されるとの懸念が、MICEX指数の下押し圧力になったもよう。ルーブル高の背景は、ブレント原油先物相場が続伸したこと。また、前日、ケリー米国務長官が2年ぶりにロシアを訪問、プーチン大統領やラブロフ外相と会談し、緊張緩和期待が高まったことなど。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 27251.10 +1.39%
13日のインド株式市場は反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比373.62ポイント高(+1.39%)の27251.10、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.34%(108.50ポイント)高の8235.45で取引を終えた。
中盤は前日の終値近辺まで上げ幅を縮小したが、その後は再び買い戻された。前日の大幅下落を受けた反動から買いが先行。また、インフレ鈍化に伴う利下げ期待が高まっていることも支援材料となった。統計局は12日の取引終了後、4月の消費者物価指数(CPI)上昇率(前年同月比)は4.87%となり、前月の5.25%(改定値)を下回ったと発表した。市場予想は4.90%だった。
【中国本土】上海総合指数 4375.76 -0.58%
13日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比25.46ポイント安(-0.58%)の4375.76ポイントと4日ぶりに反落した
指標発表後に売りが強まる流れ。本日の午後に4月の経済指標がまとめて公表され、小幅ながらも予想を下回ったことが嫌気された。小売売上高は前年同月比で10.0%増(予想は10.4%増)、鉱工業生産は同5.9%増(同6.0%増)という結果。指数はこの指標が発表されるまで、一進一退で推移していた。また、昨日の上海総合指数は3日続伸し、累計で7%超も上昇しているため、過熱感が意識されている。
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13日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比420.01ポイント安(-0.74%)の56372.04で取引を終えた。56899.73から56199.12まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは21、値下がりは44、変わらず1であった。
鉱山大手のヴァーレ(VALE3)が株安となったことが、ボベスパ指数を圧迫したとの見方。格付け会社ムーディーズが、鉄鉱石の市況低迷が続くなか、ヴァーレの見通しについて懸念含みの見解を示したといわれている。また、豪金融大手マッコーリーもヴァーレ株に関する推奨を後退させたもよう。
【ロシア】MICEX指数 1682.26 -1.31%
13日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比22.36ポイント安(-1.31%)の1682.26で取引を終了した。1707.91から1681.14まで下落した。
通貨ルーブル高を受けて(対米ドルで一時48.8336レベルに上昇)、ロシア輸出関連企業の収益が圧迫されるとの懸念が、MICEX指数の下押し圧力になったもよう。ルーブル高の背景は、ブレント原油先物相場が続伸したこと。また、前日、ケリー米国務長官が2年ぶりにロシアを訪問、プーチン大統領やラブロフ外相と会談し、緊張緩和期待が高まったことなど。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 27251.10 +1.39%
13日のインド株式市場は反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比373.62ポイント高(+1.39%)の27251.10、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.34%(108.50ポイント)高の8235.45で取引を終えた。
中盤は前日の終値近辺まで上げ幅を縮小したが、その後は再び買い戻された。前日の大幅下落を受けた反動から買いが先行。また、インフレ鈍化に伴う利下げ期待が高まっていることも支援材料となった。統計局は12日の取引終了後、4月の消費者物価指数(CPI)上昇率(前年同月比)は4.87%となり、前月の5.25%(改定値)を下回ったと発表した。市場予想は4.90%だった。
【中国本土】上海総合指数 4375.76 -0.58%
13日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比25.46ポイント安(-0.58%)の4375.76ポイントと4日ぶりに反落した
指標発表後に売りが強まる流れ。本日の午後に4月の経済指標がまとめて公表され、小幅ながらも予想を下回ったことが嫌気された。小売売上高は前年同月比で10.0%増(予想は10.4%増)、鉱工業生産は同5.9%増(同6.0%増)という結果。指数はこの指標が発表されるまで、一進一退で推移していた。また、昨日の上海総合指数は3日続伸し、累計で7%超も上昇しているため、過熱感が意識されている。
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