概況からBRICsを知ろう〜ブラジル市場は反発、政府による財政改革への取り組みが評価
[15/05/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 54609.25 +0.43%
25日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前営業日比231.96ポイント高(+0.43%)の54609.25で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは39、値下がり25、変わらず2と買いが優勢。セクター別では、素材や公益が買われた半面、石油・ガスや資本財が安い。
朝方は弱含みの展開を示したが、その後はプラス圏に回復した。銀行など金融機関への所得課税が15%から20%に引き上げるとの大統領令に続く、レビ財務相はこのほど、224億米ドル(約2兆7104億円)の財政支出を削減すると発表した。政府による財政改革への取り組みが評価されたもようだ。なお、ルセフ政権はブラジル国債の格下げを避けるため、財政赤字の縮小など痛みを伴う改革に踏み切っている。
【ロシア】MICEX指数 1655.40 -0.62%
週明けとなる25日のロシア市場は3日ぶりに反落。主要指標のMICEX指数は前営業日比10.26ポイント安(-0.62%)の1655.40で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり18、値下がり30、変らず2と売りが優勢となった。
中盤に下げ幅を拡大させる場面もあったが、その後は値をやや戻した。この日の米国市場や主要な欧州市場が休場となったため、積極的な買いは手控えられた。また、NY原油先物が反落したことも資源関連の売り手掛かり。ウエートの高いルクオイル(LKOH)など石油銘柄が指数の下げを主導した。ほかに、弱い経済指標も改めて嫌気された。
【インド】SENSEX指数 27643.88 -1.12%
25日のインドSENSEX指数は反落。前日比313.62ポイント安(-1.12%)の27643.88、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.05%(88.70ポイント)安の8370.25で取引を終えた。
売りが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、後半に下げ幅を拡大させた。前営業日の欧米市場が軟調だったことに加え、米利上げ観測が強まったことが警戒された。米国の4月消費者物価コア指数の上振れや、イエレンFRB議長のタカ派的発言などが背景にある。
【中国本土】上海総合指数 4813.80 +3.35%
25日の上海総合指数は続伸。主要指標の上海総合指数は、156.20ポイント高(+3.35%)の4813.80と大幅上昇し、節目の4800ポイントを突破して引けている。
資金流入の期待が強まった。中国当局が養老保険基金(年金基金)の運用改革案の策定を終えたもようと伝えられたことが追い風。報道によれば、運用規定の見直しを通じて、理論上では、1兆人民元(約19兆円)を超える資金が市場に流入すると試算されるという。
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